1500mで自己記録を狙うにはスピード練習やスタミナ強化が必須です。しかし、ただ闇雲にトレーニングしていても記録向上は見込めません。そこで今回は、1500mで自己ベストを更新するために必要なトレーニングについて解説します。
・1500mで自己ベストを出すには何をすればいい?
・目標達成のために必要なトレーニングは?
トレーニングの設定タイムが分からない
・自己ベスト更新のために必要なトレーニング方法
・目標タイムに合わせたトレーニング目安タイム
20年以上の競技歴で培った知識を基に解説します。
何をすればいいの?
目標タイムに合わせた設定タイムを紹介
陸上競技で自己ベストを出すためには、まず最初に目標タイムを決め、そのタイムに合わせてトレーニングを組み立てる必要があります。
今回は1500m,3000m,5000mそれぞれに必要なインターバルトレーニングの設定タイムの目安を紹介します。自身の目標タイムに合わせて設定タイムを逆算しトレーニングに活かしてください。
今日はインターバルトレーニングを紹介!
1500mで自己ベストを狙うのに必要な設定タイム
400m×6〜7本 リカバリー200mジョグ(60秒以内)
目標タイム | 5分切り | 4分45秒切り | 4分30秒切り | 4分15秒切り | 4分切り |
設定タイム | 〜78” | 〜74” | 〜70” | 〜66” | 〜62” |
3000mで自己ベストを狙うのに必要な設定タイム
400m×8〜10本 リカバリー200mジョグ(60秒以内)
目標タイム | 12分切り | 10分切り | 9分30秒切り | 9分切り | 8分45秒切り | 8分30秒切り |
設定タイム | 〜92” | 〜78” | 〜74” | 〜70” | 〜68” | 〜66” |
5000mで自己ベストを狙うのに必要な設定タイム
400m×10〜14本 リカバリー200mジョグ(60秒以内)
目標タイム | 20分切り | 17分30秒切り | 16分40秒切り | 15分50秒切り | 15分切り | 14分30秒切り |
設定タイム | 〜92” | 〜82” | 〜78” | 〜74” | 〜70” | 〜68” |
インターバルはレースペースよりもやや早くが基本
インターバルトレーニングはセット間にリカバリーが設けてあるため、レースペースよりもやや早いペース設定をする必要があります。目標ゴールタイムが決まったら、そこからレースペースを計算し、インターバルトレーニングの設定タイムに逆算しましょう。
インターバルだけでは自己ベストは出ない
インターバルは自己ベスト更新に必要なトレーニングですが、それだけでは自己ベストを更新することはできません。ペース走やロングジョグ、レペティションなどバランスよく走力を鍛えることが重要です。
必要なトレーニング方法についても詳しく解説しているので参考にしてください。
・インターバルトレーニング
800mに必要なインターバル
1500mに必要なインターバル
3000mに必要なインターバル
5000mに必要なインターバル
・ペース走
800mに必要なペース走
1500mに必要なペース走
3000mに必要なペース走
5000mに必要なペース走
スパイクを見直そう
800m走はトラック種目であることから、厚底シューズの使用は禁止されています。そのため、スパイクを使用することが一般的です。
800mは中距離種目に該当するため、中距離用スパイクを選ぶ必要がありますが、各メーカーがそれぞれ特徴的なシューズを発売しているため、どれを選んでいいのか分からないこともあります。
おすすめのスパイクについても解説しているので参考にしてください。
・800mにおすすめのスパイク
・1500mにおすすめのスパイク
・3000mにおすすめのスパイク
・5000mにおすすめのスパイク
トレーニング後のリカバリーが大切
トレーニングは筋肉の破壊行為であるため、単に壊しただけでは走力は向上しません。トレーニングによって破壊された筋肉をリカバリーさせることにより、より強い筋肉へと生まれ変わります。
つまり、如何に効率よくリカバリーさせるかがトレーニング効果を左右するのです。効率のよいリカバリーにはトレーニング後なるべく早めのプロテイン補給が必要です。
ランナーにおすすめのプロテインについても解説しているので参考にしてください。
・長距離ランナーにおすすめのプロテイン
・中距離ランナーにおすすめのプロテイン
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