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駅伝やマラソンなどロードレースでは厚底シューズが一般的ですが、トラックレースでは厚底シューズの使用は禁止されています。そのため、トラックレースではスパイクの使用が一般的です。
そこで今回は、陸上中距離におすすめのスパイクと、各シューズの違いについて解説します。
・おすすめのスパイクは?
・スパイクは種類が多すぎて違いがわからない
・スパイクごとの特徴を知りたい
・陸上中距離種目におすすめのスパイク
・各スパイクの特徴
・スパイクのメリット、デメリット
20年以上の競技歴で培った知識を基に解説します。
![あおすけ](https://i0.wp.com/runrunblog1.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_8704.jpg?resize=150%2C150&ssl=1)
どのスパイクがいいんだろう?
中距離種目はスパイクが必須
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トラックレースでも5000mや10000mではスパイクを履かない選手も見受けられます。特に厚底シューズが浸透する以前はマラソンシューズで走ることも珍しくありませんでした。
しかし、中距離種目においては、以前から現在までもスパイクの着用が一般的です。その理由にはレーススピードの違いが挙げられます。
トップランナーの場合10000mでは1km 2’50”前後で走るのに対し、1500mでは1km 2’30”を切るペースで走ります。つまり、よりスピードを出すためにはスパイクの力を使う必要があるということです。
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そんなに速く走るのか…
スパイクを履くメリット
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スパイクを履くメリットは、よりスピードが出せることです。陸上競技場の地面はゴムで作られており、スパイクのピンが食い込むことで反発力を得られます。
単にランニングシューズで走るよりも大きな反発を得られ、推進力となるのです。ただ、そう簡単な話でもありません。スパイクを履くデメリットも解説します。
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速くなるなら履けばいいんだね!
スパイクを履くデメリット
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スパイクはスピードを底上げしてくれるメリットがある一方でデメリットも存在します。スパイクを履くデメリットは疲労感が強いことです。
スパイクは強い反発により推進力を得られますが、その分足にくるダメージも大きくなります。筋肉が反発力に耐えられなくなると急激な失速につながるのです。
つまり、スパイクはスピードを得られる反面、体力を削られると言えます。
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そんなキツいのかー
おすすめのスパイク
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陸上競技中距離用のスパイクは各メーカーが展開しています。中距離種目は、短距離と長距離の間に位置しています。そのため、中距離用のスパイクは短距離寄りのものと、長距離用のものに分けられます。
どちらを選ぶかは選手の特性により変わりますが、以下の情報を参考にしてみてください。
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どのスパイクがおすすめ?
NIKE ビクトリー2
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重さ:約135g(27.0㎝片方)
対象種目:800m〜5000m
ビクトリー2は中距離専用のスパイクです。ドラゴンフライよりもさらに中距離に特化した作りとなっています。特徴はZoom Airユニットと呼ばれるエアクッションと内蔵されたカーボンプレートによる高い反発力。
ソールに使用されているNike ZoomXフォームと相乗効果で高い推進力を発揮します。一度履けば、その反発力に驚くこと間違いありません。NIKEビクトリー2について詳しく解説しています。
トレーニングシーンに合わせたNIKEランニングシューズについても解説しています。
NIKE ドラゴンフライ2
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重さ:約140g (27cm 片方)
対象種目:1500m〜10000m
ドラゴンフライ2は中長距離用のスパイクです。1500mはもちろんのこと10000mまで対応可能です。Nike ZoomXフォームによる高い反発力と、全足部に搭載されたプレートによりスムーズなエネルギー効率を発揮します。
特に5000m以上の試合ではほとんど選手が使用しており、1500mにおいても世界大会ではエアズームビクトリーよりもドラゴンフライの方が着用率は高くなっています。これ一足でほとんどの種目に対応できるため、コスパも良い一足と言えます。NIKEドラゴンフライ2について詳しく解説しています。
トレーニングシーンに合わせたNIKEランニングシューズについても解説しています。
adidas アディゼロ アンビション
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重さ:約164g(27cm片方)
スパイクピン:取り替え式×5本(片方)
推奨種目:800m〜1500m
歴代のアディゼロシリーズの良い部分を掛け合わせて作られた一足。2枚のプレートとクッションから成る3層構造のソールは高い反発力を生み出します。
アッパーには通気性抜群のメッシュ素材を採用。中距離種目に特化したこの一足は世界大会などでも外国人選手に好まれています。トレーニングシーンに合わせたadidasランニングシューズについても解説しています。
asics COSMORACER MD 3
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対応種目:400m〜1,500m
400mにも対応する短距離寄りの中距離スパイク。短距離寄りのため、より強い反発力を感じられます。また、優れた屈曲性を持つプレートはスムーズな体重移動を実現し、エネルギー効率を高めます。
ミッドソールには軽量なFLYTEFOAMが、アッパーには特殊素材のHL-0メッシュが採用されており、ハイスピードでのランニングをサポートします。COSMORACER MD 3について詳しく解説しています。
トレーニングシーンに合わせたasicsランニングシューズについても解説しています。
asics GUN LAP 3
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スパイクピン:取り替え式×5本(片足)
推奨種目:800m~5000m/3000 m障害
COSMORACER MD 3よりも長距離寄りに作られた一足。アッパー素材に施された特殊構造は高い通気性を発揮します。
また、最近のトレンドでもある一枚プレートではなく、分割プレートを採用。分割プレートを使用することで屈曲性が向上し推進力につなげます。GUN LAP3について詳しく解説しています。
トレーニングシーンに合わせたasicsランニングシューズについても解説しています。
ミズノ エックスストリームMD
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重さ:約155g (27.0cm 片方)
対象種目:400m〜1500m
ミズノの中距離用スパイクは2万円超えの一足。ただ、金額に見合うだけの性能を秘めています。アッパーには通気性の高いメッシュを採用。
そして、ソールはミズノエナジーライト、EVA、X LASER NEXTプレートから成る3層構造。特殊素材を組み合わせることにより、高い反発力と推進力を発揮します。トレーニングシーンに合わせたミズノランニングシューズについても解説しています。
ミズノ ジオスパートMD
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重さ:約170g (26.0cm 片方)
対象種目:200m〜1500m
短距離種目から中距離種目まで対応可能な一足。特徴はなんといってもピンの数。片足に取替可能ピン4本、固定ピン5本の形9本が搭載されています。
また、固定ピンも6mmと4mmが使い分けられており、高い反発力を発揮します。トレーニングシーンに合わせたミズノランニングシューズについても解説しています。
3000m,5000mもスパイク選びが重要
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800m,1500mなど中距離種目はスピードを出すためにスパイク選びが重要ですが、3000m,5000mもスパイク選びが重要になります。スパイク選びが勝敗を左右することもあるため、自分の足にあったスパイクを妥協せずに選びましょう。
種目に合わせたおすすめスパイクも紹介しているので参考にしてください。
800mにおすすめのスパイク
800m,1500mにおすすめのスパイク
3000mにおすすめのスパイク
5000m,10000mにおすすめのスパイク
まとめ
スパイク一つとっても各メーカーの強みは様々であり、シューズの種類も多岐に渡ります。現在のトレンド的にはナイキのスパイクが好まれる傾向にありますが、大切なことは自身の足にあったシューズを選ぶことです。2023年に発売されたメタスピードMDについても解説しているので参考にしてください。
スパイク選びはレースの結果を左右する場合もあるため、妥協せず真剣に選んでください。ただ、モノに頼るのではなく、走力の向上が最優先です!
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