iDeCoを検討する際、月払いか年払いかで悩む方もいるでしょう。できることなら余裕のある月にまとめて払いたい場合も想定できます。
そこで今回はiDeCoの年払いについて解説します。年払いのメリット、デメリットとともに解説するので、払込月数で悩んでいる方は参考にしてください。
・iDeCoって何?
・iDeCoは年払できる?
・年払と月払いはどっちがいい?
・iDeCoの仕組み
・年払の可否
・年払と月払い、それぞれのメリット、デメリット
生活に役立つお金の知識と、趣味のランニングについて解説しています。
初心者でも理解しやすいよう、専門用語はなるべく使わず、簡単に解説します。
iDeCoは年払いできるの?
iDeCoとは?
iDeCoも NISAと同様に運用益は非課税です。それに加えて、払った金額が所得控除として扱われるため、節税効果もあります。自営業や会社員などによって掛金の上限が設けられており、かけた金額が所得控除の対象となります。節税をしながら将来に向けて資産形成ができるお得な制度です。iDeCoのメリット、デメリットについても解説しているので参考にしてください。
iDeCoの特徴
・払った金額が全額所得控除
・運用益が非課税
・受け取り時も税制優遇あり
所得控除になる分NISAよりお得かも!
iDeCoは年払いができる
iDeCoは年払いが可能です。1年の中で好きな月にまとめて払うことができます。しかし、基本的には月払いであり、ほとんどの人は月払いで加入しています。
掛金を給料天引きしている方もいるため、給料の安定している会社員や公務員は特に月払いが多いと言えます。
みんな月払いなのか!
年払いのメリット
年払いのメリット
・手数料を節約できる
・余裕のある月にまとめて支払える
・毎月の給料から引かれない
iDeCoは投資タイミングごとに105円の手数料が発生します。払込月数を年払いにすることで、投資タイミングが少なくなり、手数料の節約になります。
毎月の給料にばらつきがある職業の場合、毎月掛金を払い続けることが困難な場合があります。年払いを選択することで余裕のある月に払えたり、あらかじめ掛金を捻出しておくことができたりします。
手数料を抑えられるのはありがたい!
年払いのデメリット
年払いのデメリット
・一度に多額の支払いが必要
・ドルコスト平均法が使えない
年払いは、一年分の掛金をまとめて払うため、多額の資金が一度に移動します。そのため、あらかじめ大きな資金を準備しておかなくてはなりません。お金を使わずに取っておくことは簡単ではありません。また、長期投資の基本はドルコスト平均法と呼ばれる、毎月一定額を積み立てる投資戦法です。年払いでは投資タイミングが一度に集中してしまうため、ハイリスクな投資になってしまいます。一括投資のメリット、デメリットについても解説しているので参考にしてください。
一括投資はハイリスク!
iDeCoは月払いが基本
iDeCoは長期投資を基本的な考え方としているため、基本的には月払いです。より安定した資産形成を行うためには、銘柄だけでなく、投資タイミングも分散させる必要があるため、月払いで小まめに買い付けるのがおすすめです。
積立投資でリスクを抑えよう!
月払いのメリット
月払いのメリット
・安定した資産形成ができる
・時間を分散させて投資できる
安定した資産運用のためには長期分散投資が基本です。投資期間を長く設定し、銘柄や投資タイミングを分散することで価格変動リスクを最小限に抑えられます。iDeCoは老後資産の補填を目的にしているため、安定した資産運用を行うためにも月払いでリスクを抑えた運用がおすすめです。
安定した資産形成が大切!
月払いのデメリット
月払いのデメリット
・毎月の手取りが減少する
・余裕のない月でも支払いが必要
毎月の支払いが発生することで、お金に余裕がない月でも支払いが行われます。給料天引きであれば、感覚的に手取りが減っていると感じるでしょう。実際に使えるのも60歳以降であることから、せっかくの楽しみが減少してしまうデメリットがあります。掛け金の変更についても解説しているので参考にしてください。
毎月払い続けるのは大変!
iDeCoは商品選びが重要
iDeCoは投資であるため、どの商品に投資をするかが非常に重要です。長期投資になればなるほど、商品選びの差が大きくなるため慎重に選びましょう。
使っている証券口座によっても、iDeCo対応かどうかは変わってきます。iDeCoにおすすめの商品を証券口座ごとに解説しているので参考にしてください。
iDeCoは商品選びが重要!
iDeCoにおすすめの証券口座
証券会社選びはネット証券が基本です。また、生活スタイルによっておすすめの証券会社は異なります。おすすめの証券会社についても解説しているので参考にしてください。
どの証券会社がおすすめ?
SBI証券
おすすめポイント
・業界最安クラスの手数料
・Tポイント、dポイントに対応
・保有額に合わせてポイント付与
投資初心者からプロまで幅広い層から支持されている証券口座です。国内外でもトップレベルのシェアを誇り、使いやすさにも定評があります。
株式や投資信託の売買には手数料がかかりますが、SBI証券は業界最安クラスの手数料水準です。手数料は積み重なることで多大なコストとなるため、できるだけ抑えるのが基本となります。
Tポイントやdポイントに対応しており、貯まったTポイントで商品を購入することもできます。普段TSUTAYAやウェルシアグループなどTポイントが貯まる環境にある方におすすめです。
また、投資信託の保有額に応じてポイントが付与されるのもおすすめポイントのひとつです。投資信託を購入して放置しておくだけで、投資信託の利益とは別にポイントを受け取れます。
楽天証券
おすすめポイント
・楽天経済圏の還元率アップ
・貯めた楽天ポイントで投資ができる
楽天経済圏を中心に多くのユーザーを囲い込んでる楽天グループ。楽天証券を使用して株式等の購入を行うことで、楽天市場でのポイント還元率がアップします。
また、貯まった楽天ポイントで投資信託が購入できるのもポイントです。楽天市場での買い物や、楽天カードの利用に応じて、多くのポイントを獲得できるため、それらを無駄な買い物に使うのではなく、効率よく資産運用に回せます。
自己資金を投資に回すのが怖い初心者の方でも、貯まった楽天ポイントを使って投資ができるため、金銭的な損失のリスクを抑えた投資が可能です。
まとめ
iDeCoは投資であることからリスクも存在します。リスクを最小限に抑えるためには分散投資が必要であるため、投資タイミングの分散も必要です。手数料と掛金のバランスを考えながら、長期分散投資を実践しましょう。
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