ランニングをはじめて、マラソン大会に出場するとき、多くのランナーが設定する最初の目標がサブ4です。そこで重要になってくるのがランニングシューズです。目標を達成するためには、シューズ選びがとても重要です。
・シューズはたくさんあるけど何が違うの?
・サブ4で走るためにおすすめのシューズは何?
・シューズの選び方が知りたい
・ランニングシューズの選び方
・サブ4達成におすすめのランニングシューズ
・ランニングシューズごとの違いや特徴
20年以上の競技歴で培った知識を基に解説します。
走れる気がしない…
サブ4とは?
マラソンサブ4とは、ゴールタイム4時間切りを目指すものです。1kmあたりのペースは5’52”/kmであり、100mに換算すると約35”ペースとなります。
サブ4を達成できるかどうかは気温やコースなどのコンディションに大きく影響されますが、各マラソン大会に出場するランナーの約20%〜25%が達成できる目標となっています。つまりサブ4とはマラソンランナーの上位25%に入るということなのです。
大変なんだね…
サブ4を達成するために必要なこと
サブ4を達成できる割合から、簡単ではないことがわかりますが、トレーニングを重ねれば誰でも達成は可能です。
•ランニングトレーニングを重ねること
•体重を落とすこと
•バランスの取れた食事を摂取すること
•ランニングシューズを見直すこと
これらを実践すれば必ずサブ4は達成できます。諦めずに取り組みましょう。サブ4を達成するために必要なトレーニングとやるべきことについても詳しく解説しているので参考にしてください。
ランニングシューズを選ぶポイント
サブ4を達成するためにはランニングシューズ選びが重要になります。もちろんトレーニングにより走力を鍛えることも大切ですが、アイテムの力を借りることも目標達成の近道となります。
ランニングシューズを選ぶには、いくつかのポイントがあります。ポイントを押さたシューズを履き、サブ4を達成しましょう。
シューズの軽さ
フルマラソンは42.195kmという長いレースであり、約3万歩で走ることになります。歩数の回数分シューズを持ち上げるということは、言ってしまえば、ランニングシューズは足につける錘であり、軽ければ軽い方が有利となります。
シューズの重さは、レース序盤では気にならなかったとしても、後半になるにつれてタイムに影響してきます。しかし、いくら軽いからと言ってクッション性や反発力が全くないのでは意味がありません。性能を維持した上で軽いシューズを選びましょう。
軽い方がエネルギーを消費しない!
クッション性の高さ
フルマラソンは約3万歩でゴールすることから、その回数分、着地による衝撃を受けることになります。ランニングによる着地の衝撃は、足にダメージを蓄積させます。そのため、ランニングシューズで如何に着地の衝撃を緩和できるかが重要です。
着地の衝撃による足へのダメージを緩和するためにはクッション性が必要です。各メーカークッション性には力を入れており独自の素材を使用しているメーカーも少なくありません。
ダメージの蓄積はレース後半の失速に直結するため、ペースダウンを避けるためにもクッション性は非常に大切です。ただ、クッション性が高いということは、その分素材を多く使うことにもなるためシューズの重さが増してしまう恐れもあります。クッション性も重さの兼ね合いも重要になってきます。
衝撃が少ない方が長く走れる!
反発の強さ
ランニングの速さはストライド(歩幅)×ピッチ(回転数)で決まります。ストライドもピッチもトレーニングによって鍛えることが可能であり、それがランニングトレーニングです。
しかし、ストライドはランニングシューズの反発力を高めることでも伸ばすことができます。性能の高いシューズを使用することが、タイムにも直結するため、妥協せず選びましょう。
仮に反発力の高いシューズに変えて、ストライドが10cm伸びたとします。フルマラソンは約3万歩であるため10cm×30,000回で300,000cmつまり3km早くゴールに到達できます。サブ4のタイムに換算すれば約20分の短縮ですので、シューズを変えるだけで大きなアドバンテージになります。
少しの差が大きな差になるんだね!
耐久性
市民ランナーのシューズ選びには耐久性も重要です。カーボンプレートが搭載された、性能が高くタイムを伸ばしやすいシューズもありますが、耐久性に問題がある場合があります。
1,2回のレースや2,3ヶ月のトレーニングで買い替えが必要なシューズは市民ランナー向けとは言えません。トップアスリートであれば耐久性を気にせず競技力向上のみを追いかけられますが、市民ランナーの場合はそうはいきません。市民ランナーのシューズ選びには耐久性も重視しましょう。
何回も買い替える余裕はない!
サブ4達成に必要なおすすめシューズ
ランニングシューズを選ぶには、軽さ、クッション性、反発力、耐久性が重要です。これらを兼ね備えたおすすめのシューズを紹介します。
各メーカーこだわりのシューズを展開しており、種類も豊富ですが、各メーカー2種類までに絞って紹介します。
NIKE ペガサス40
定価 16,500円
重さ 約288g (28cm 片方)
厚さ(ヒール)約31mm
NIKEペガサスシリーズは数あるシリーズの中でも長きに渡り人気を集めているシリーズです。軽さ、クッション性、反発力どれもバランスが良く、特に耐久性は抜群です。
履いた瞬間にフィットする感覚があり、毎日のロードワークにも使用できます。デザインも複数展開されているため、お気に入りのデザインを選ぶのもおすすめです。トレーニングシーンに合わせたNIKEランニングシューズについても解説しています。
NIKE ライバル フライ3
定価 9,900円
重さ 約236g (26.5cm 片方)
厚さ(ヒール)約28mm
NIKE ライバル フライ3はコストパフォーマンスに優れた一足。最近のシューズは性能の高度化によって高額ですが、ライバル フライ3は定価で一万円を下回ります。
特徴は、母指球の下に位置するように配置されたZoom Airユニット。高い反発力を発揮してスピードを高めます。また、軽量メッシュにより通気性が高く、レース後半になっても足が蒸れることなく快適に走れます。トレーニングシーンに合わせたNIKEランニングシューズについても解説しています。
adidas adizero Japan8
定価 16,500円
重さ 215 g(27cm 片足)
厚さ(ヒール)約28mm
adizeroシリーズも長きにわたって多くのランナーに支持されているシリーズです。常に改良を重ねより良いシューズへと日々進化しています。adizero7の特徴は、軽量でクッション性の高いLightstrikeと弾力性の高いLightstrike Proを組み合わせた構造です。
ソールには柔らかさと剛性を併せ持つTORSIONRODSが採用されています。軽量なのもおすすめポイントのひとつ。エネルギー消費を抑えて走り続けられます。トレーニングシーンに合わせたadidasランニングシューズについても解説しています。
adidas adizero Boston12
定価18,700円
重さ 270 g(27cm 片足)
厚さ(ヒール)38mm
最大の特徴は5本指骨状のグラスファイバー素材ENERGY RODS。高い反発で推進力を作り出します。
LIGHTSTRIKE PROとLIGHTSTRIKE 2.0 EVAの2つの素材から構成されるミッドソールはクッション性、反発性、軽量性、耐久性どれをとってもハイレベルです。adizero Japanと比較すると厚底タイプのため、厚底派のadidas好きのランナーにはBoston12がおすすめです。トレーニングシーンに合わせたadidasランニングシューズについても解説しています。
asics EvoRide SPEED2
定価 13,200円
重さ 232g (26.5cm片足)
厚さ(ヒール)35.5mm
つま先がそり上がった特殊な構造により、エネルギー効率を活かしながら、前に転がるように走ることができます。ミッドソールには、クッション性と反発性に優れたFF BLASTが採用されており、アウターソールには、どのような地面でも力を逃さずにグリップできるAHARラバーアウターソール素材が採用されています。
厚底シューズの中では低価格帯であるため、厚底シューズは試してみたいけれど、2万円を超えるようなシューズには手が出せないという方におすすめです。asics EvoRide SPEED2について詳しく解説しています。トレーニングシーンに合わせたasicsランニングシューズについても解説しています。
asics S4
定価 22,000円
重さ 約240g (27cm 片方)
厚さ(ヒール)34mm
サブ4達成のために作られた一足。スピードや安定性などサブ4を達成するために必要な機能が全て搭載されています。カーボンプレートが搭載されているだけでなく、FF BLAST TURBOと呼ばれる独自開発の軽量クッションフォーム材も採用されています。
asicsが展開するエリートランナー向けのシューズであるMETASPEEDシリーズにも引けを取らない性能です。「サブ4は壁ではない」のキャッチフレーズのとおり、最後まで快適に走り切ることができます。トレーニングシーンに合わせたasicsランニングシューズについても解説しています。
ニューバランス FuelCell Propel v4
定価 12,100円
重さ 305g
厚さ(ヒール)34mm
カーボンプレートよりも、しなやかなTPUプレートが採用されています。カーボンプレートは高い反発力を得られる一方大きな衝撃を受けるデメリットがありますが、TPUプレートであればカーボンプレートのような強い衝撃を受けることはありません。
反発力をもらいながらも安定して走ることができます。プレートシューズに慣れていない方や、カーボンプレートに違和感を感じる方におすすめです。トレーニングシーンに合わせたニューバランスランニングシューズについても解説しています。
HOKA MACH 5
定価 19,800円
重さ 235g
厚さ(ヒール)39mm
高い反発力を発揮する素材とPROFLY™二重構造ミッドソールでより高い反発力を発揮します。厚底シューズなのに驚くほど軽いHOKAのランニングシューズは、レース後半にエネルギーを残しておくのに最適なシューズです。
その履き心地から、一度履いてしまうとランニング中だけでなく、日常的に使用したくなる一足です。トレーニングシーンに合わせたHOKAランニングシューズについても解説しています。
ミズノ ウエーブリベリオンソニック2
定価 14,300円
重さ 約260g(27.0cm片方)
厚さ(ヒール)32mm
MIZUNO ENERZYと呼ばれる柔らかく反発性の高い素材と、接地時の安定性とクッション性を高めるウェーブプレートが搭載されています。耐久性も優れておりトレーニングで使用しても長期にわたって使用可能です。ウエーブリベリオンソニック2について詳しく解説しているので参考にしてください。
トレーニングシーンに合わせたミズノランニングシューズについても解説しています。
PUMA ベロシティ ニトロ 2
定価 14,300円
重さ 約290g (27cm片方)
厚さ(ヒール)mm
高反発かつ衝撃を吸収してくれる素材、NITRO FOAMで作られたミッドソールが特徴です。アウトシールにはグリップ力と耐久力に優れたPUMAGRIPが採用されています。
ランニングシューズとしては後発のPUMAですが、その分他社の良い部分を多く吸収しています。最近ではトップランナーの使用も目立つようになってきており人気を集めています。市民ランナーにはまだあまり浸透していないため、人と違うシューズを履きたい方にもおすすめです。トレーニングシーンに合わせたPUMAランニングシューズについても解説しています。
まとめ
ランニングシューズの性能はゴールタイムに直結します。シューズを変えるだけでタイムも伸びるためモチベーションの維持にもつながるでしょう。
お気に入りの一足を用意してサブ4を達成し、次のステップに進みましょう!
ロードレースにおすすめのシューズを紹介!
高いパフォーマンスを目指すためのマラソンシューズ
サブ3達成におすすめのシューズ
サブ4達成におすすめのシューズ
短いロードレースにおすすめのレース用シューズ
NIKEのおすすめランニングシューズ
adidasのおすすめランニングシューズ
PUMAのおすすめランニングシューズ
New Balanceのおすすめランニングシューズ
Onのおすすめランニングシューズ
HOKAのおすすめランニングシューズ
アシックスのおすすめランニングシューズ
ミズノのおすすめランニングシューズ
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