
ロードシーズンでは5kmや10kmなどの短いロードレースも開催されます。短いロードレースはマラソンとは異なりスピードも求められるためシューズ選びも重要です。
そこで今回は短いロードレースに使えるランニングシューズを紹介します。選び方とともに解説するのでぜひ参考にしてください。
・おすすめのランニングシューズは?
・種類が多すぎてどれを選べばいいのかわからない
・ロードレース用シューズの選び方は?
・レース距離によってシューズを変える理由
・ロードレースに必要なランニングシューズの選び方
・ロードレースにおすすめのランニングシューズ
20年以上の競技歴で培った知識を基に解説します。

短いロードレースにおすすめのシューズは何?
短いロードレースにはランニングシューズが必須

5kmや10kmなどの短いロードレースを走るときのランニングペースは、マラソンを走るときのペーストは大きく異なります。短いロードレースはスピードも求められるため、如何に楽にスピードを出せるかが勝負を分けるのです。
ハイスピードで走り続けなくてはならないため、ロングジョグに使うようなランニングシューズでは満足のいくパフォーマンスを発揮できません。また、人によってはマラソンシューズではスピードを出しにくいと感じる場合もあります。
短いロードレースには、それに適したシューズを使うことでパフォーマンスを最大限に高められるでしょう。

レース距離に応じてシューズを変えるのか!
短いロードレースに必要なランニングシューズの選び方

短いロードレースはランニングスピードも速くなるため、スピードを出しやすいシューズが求められます。以下に紹介するポイントを踏まえてロードレースで力を発揮できるシューズを選びましょう。

短いロードレースにおすすめのシューズは何?
軽量性の高いシューズを選ぶ

ランニングでスピードを出すためにはシューズの軽量性は非常に大切です。少しでも軽い方が有利であり、わずか10gの違いでも履き比べるとその差を実感できます。
特にレース用シューズを選ぶ際は軽量性にも着目しましょう。最近のシューズは厚底シューズで重さが増しているものもありますが、シューズの軽さはパフォーマンスに直結します。
反発力の強いシューズを選ぶ
短いロードレースは如何にスピードを出して走り続けられるかが重要です。そのため、シューズによる反発力が求められます。反発力の強いシューズを使用して推進力を得ましょう。
反発力の強いシューズを求めるのであればプレートシューズは欠かせません。特にカーボンプレートを採用しているシューズは反発力が強いためランナーを大きくサポートしてくれるでしょう。
短いロードレースにおすすめのランニングシューズ

ランニングシューズは各メーカーから数多くの種類が発売されています。今回は各メーカーからそれぞれ短いロードレースにおすすめのシューズを厳選しました。お気に入りのシューズを履いて高いパフォーマンスを発揮しましょう。

おすすめのシューズは?
NIKE ストリークフライ2


価格:26,730円(税込)
重さ:約145g(28.0cm片方)
NIKEストリークフライは短いロードレースのために作られたレース用シューズです。マラソンシューズにも採用されているZoomXミッドソールにより圧倒的な軽量性を発揮します。
ストリークフライ2は、地面の接地感を掴むために薄底設計になっています。最近のレース用シューズは厚底設計が主流ですが、スピードを出すためにあえて薄底設計を採用しました。さらにフルレングスのカーボンプレートも搭載されており、軽量性と反発力の両方を兼ね備えています。
厚底シューズに違和感を感じてしまう方や、ハイスピードでロードレースを制したい方にお勧めです。トレーニングごとのおすすめNIKEランニングシューズについても解説しているので参考にしてください。
adidas アディゼロ タクミ セン 11


価格:24,200円(税込)
重さ:188g(27.0cm片方)
adidasアディゼロ タクミ セン11は、アディゼロ アディオス プロ4と同様に人気の高い厚底シューズです。厚底シューズながらも、他のシューズのような分厚さはなく、程よい厚さのシューズです。
厚底シューズは地面との接地感覚が合わない人も多く、感覚のずれによって走りにくさを感じる方もいます。しかし、アディゼロ タクミ セン11であれば程よい厚さのため、分厚いミッドソールが合わない方でも走りやすさを感じられるでしょう。タクミセン10について詳しく解説しています。
トレーニングごとのおすすめadidasランニングシューズについても解説しているので参考にしてください。
ニューバランス FuelCell SuperComp Elite v5


価格:33,000円(税込)
重さ:約214g
ニューバランスのFuelCell SuperComp Elite v5はニューバランスランニングシューズのフラッグシップモデルです。トップランナーも愛用するモデルで高い反発力が特徴です。フルレングスのカーボンプレートが搭載された厚底プレートシューズです。
ミッドソールは反発性と軽量性に優れたFuelCellを採用しており、内部にカーボンプレートを搭載しています。FuelCellとカーボンプレートによる相乗効果で最後まで反発力を得ながらランニングが可能です。FuelCell SuperComp Elite v4について詳しく解説しています。
トレーニングごとのおすすめニューバランスランニングシューズについても解説しているので参考にしてください。
PUMA ディヴィエイト ニトロ エリート 3


価格:29,700円(税込)
重さ:約194g(27.0cm片方)
PUMAのディヴィエイト ニトロ エリート3は、FAST-R ニトロ エリート3と同様に人気の高い厚底シューズです。扱いやすい厚底シューズで、厚底シューズに初めてチャレンジする方にもおすすめです。軽量設計のため、厚底シューズの重量感に抵抗がある方にもおすすめできます。
フルレングスのカーボンプレートと高性能なミッドソール素材を採用しており、高い反発力を発揮するシューズです。10km程度のロードレースからフルマラソンまで幅広いシーンで活躍します。ディヴィエイト ニトロ エリート3について詳しく解説しています。
トレーニングごとのおすすめPUMAランニングシューズについても解説しているので参考にしてください。
On Cloudboom Strike


価格:38,500円(税込)
重さ:210g
OnのCloudboom Strikeはハイスピードのロードレースに対応するために作られたOnランニングシューズのフラッグシップモデルです。Bounceboard構造により高い推進力を発揮します。またスプーン形状のSpeedboardが反発力を生み出し、自己ベスト更新をサポートします。
Onランニングシューズは、日本トップレベルのランナーも使用しており高い実績を残しています。反発力、軽量性ともに他社ランニングシューズのフラッグシップモデルと遜色ありません。
トレーニングごとのおすすめOnランニングシューズについても解説しているので参考にしてください。


HOKA CIELO X1 2.0


重さ:228g(28.0cm片方)
38,500円(税込)
HOKAのCIELO X1 2.0は、前作となるHOKAのCIELO X1が改良されたモデルです。前作と比較して軽量化が図られるとともに、クッションを改良することで推進力を得やすい構造になっています。
最大の特徴は翼状のカーボンプレートです。一般的なプレートシューズは踵からつま先にかけて続くフルレングスタイプですが、HOKAのCIELO X1 2.0に搭載されているプレートは特殊な形状になっています。素材としての反発力に加え、形状も工夫することでより高い反発力を生み出します。
HOKAのCIELO X1 2.0は反発力とクッション性を最高レベルで兼ね備えた一足です。シューズにお金をかけてでもタイムを狙いたい方におすすめです。トレーニングごとのおすすめHOKAランニングシューズについても解説しているので参考にしてください。
asics METASPEED SKY TOKYO


価格:29,700円(税込)
重さ:約170g(27.0cm片方)
asicsのMETASPEED SKY TOKYOはasicsランニングシューズのフラッグシップモデルです。フラット形状のフルレングスカーボンプレートにより高い反発力を発揮します。ミッドソールはFF TURBO PULSとFF LEAPの二層構造で高いクッション性とエネルギーリターンを実現します。
METASPEED SKY TOKYOは高い反発力を発揮するシューズで、ストライドを伸ばして走りたい方におすすめです。一歩ごとのストライドが伸びることでゴールタイムを大幅に短縮できるでしょう。
METASPEED EDGE TOKYOとの2トップで人気のシューズでマラソンにも向いているシューズです。METASPEED SKY PARISについて詳しく解説しています。
トレーニングごとのおすすめasicsランニングシューズについても解説しているので参考にしてください。




ミズノ ウエーブリベリオンプロ3


価格:29,700円(税込)
重さ:約225g(27.0cm片方)
ミズノのウエーブリベリオンプロ3はミズノランニングシューズのフラッグシップモデルです。フルレングスのカーボンプレートによる高い反発力と特徴的な形状が目を引くシューズです。
ミッドソールには新開発のMIZUNO ENERZY XPが搭載されています。クッション性と反発力を兼ね備えたハイスペックミッドソールです。
ウエーブリベリオンプロ3の形状は大きく前傾になっており、自然とフォアフット走行になる仕組みです。レース後半ではフォームが崩れて後傾になってしまいがちですが、ウエーブリベリオンプロ3のサポートにより最後まで崩れずに走れるでしょう。
トレーニングごとのおすすめミズノランニングシューズについても解説しているので参考にしてください。
まとめ
短いロードレースで力を発揮するためにはランニングシューズ選びが重要です。シューズ選びひとつで勝敗が分かれることもあるので、トレーニングの成果を出すためにもシューズ選びには慎重になりましょう。
今回紹介したシューズ以外にも、おすすめのランニングシューズを紹介しているので参考にしてください。
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