ランニングにランニング障害はつきものです。親指の付け根が痛むこともあり、痛みが出ている状態でのランニングの継続は危険です。
そこで今回はランニングで親指の付け根が痛む原因と予防方法について解説します。親指の付け根や母指球に痛みが出やすい方はぜひ参考にしてください。
・走ると親指の付け根が痛む
・指の付け根が痛くて走れない
・痛みを予防する方法は?
・ランニングで指の付け根が痛む原因
・指の付け根の痛みの予防方法
・おすすめのマラソンシューズ
20年以上の競技歴で培った知識を基に解説します。
走ると指の付け根が痛む!
ランニングで親指の付け根が痛むことがある
ランニングをしていると親指の付け根が痛むことがあります。親指の付け根の痛みの放置は非常に危険です。痛みを感じた状態で走り続けていると痛みは悪化して、疲労骨折などを引き起こす可能性があります。
親指の付け根や母指球付近に痛みを感じた場合は直ちにランニングを中止しましょう。熱や腫れがある場合にはアイシングなども有効です。万が一の時のために氷嚢を準備しておくこともおすすめです。
指の付け根が痛むと走れない!
親指の付け根が痛む原因は?
ランニングをしていて親指の付け根や母指球付近に痛みが出ることがありますが、痛みの原因はいくつか考えられます。同じような痛みであっても原因は異なる可能性があるため、まずは自分の痛みの原因を知ることが大切です。
痛みの緩和とともに、痛みの原因を究明し、再発防止策を講じてください。
なんで痛くなるんだろう?
外反母趾が原因
外反母趾の方や、外反母趾気味の方はシューズに圧迫されて親指の付け根付近に痛みが出ることがあります。母指球自体に痛みが出ることもあれば、その付近に痛みが生じることもあります。
外反母趾はゆっくりと進行していってしまうため、少しでも痛みが出たら早急に対応策をとらなくてはなりません。
幅広な足が原因
足の横幅が広いと、シューズに圧迫されて親指の付けて根付近に痛みが出ることがあります。日本人の足は横幅が広い傾向にあるため、どうしても圧迫感が出てしまう場合があります。
特に海外メーカーのランニングシューズは、外国人向けに作られているため、サイズが合っていたとしても、横幅が合っていないことがあるのです。
過度な負荷が原因
過度なトレーニングを行っていたり、つま先に体重が乗りすぎる走り方をしている場合、痛みが出る可能性があります。ランニングは基本的に前足部に体重がかかる運動ですが、過度な圧力はランニング障害につながってしまいます。
ランニングによる親指の付け根の痛みを改善する方法
ランニングによって親指の付け根に痛みが出た場合、基本的にはトレーニングを中断して休養をとることが大切です。熱や腫れを伴っている場合はアイシングなどを行い、痛みの緩和に努めましょう。
その上で原因を解明して、再発防止を行いましょう。以下に解説する再発防止策をとり、ランニング障害を予防してください。
どんな対策があるの?
外反母趾を緩和するストレッチ
外反母趾は放置しておくとゆっくりと症状が進行してしまいます。過度な外反母趾になってしまうと、シューズが合わなくなったり、少しの運動でも痛みが出てしまいます。
ストレッチや可動域を整える運動をして外反母趾の進行を抑制することが大切です。
ランニングシューズを見直す
足の幅が広くてシューズが圧迫してしまっている場合、ランニングシューズを選び直す必要があります。ワイドタイプのランニングシューズも各メーカーから発売されているので、ご自身の足に合ったランニングシューズを使用してください。
体重を乗せすぎない
ランニングは前足部に体重が乗る運動ですが、過度に体重がかかってしまうと痛みが生じやすくなります。マラソンなどゆったりとしたペースでのランニングでは、一歩ごとの圧力よりも、省エネでスムーズな体重移動が重要です。
スムーズな体重移動のためには過度な力みは禁物ですので、パフォーマンスを高めるためにもランニングフォームの見直しが必要です。正しいランニングフォームについても解決しているので参考にしてください。
足の痛みを緩和するためにおすすめのランニングシューズ
親指の付け根の痛みはシューズの圧迫感もひとつの原因として考えられます。それを緩和させるためにはワイドタイプのランニングシューズがおすすめです。
シューズの性能はそのままに、横幅を広げて作られているため、足が横に広い方でも快適に使用できます。ワイドタイプのシューズは各メーカーから発売されているため、今回はデイリーランにおすすめのワイドタイプのランニングシューズを紹介します。
どんなシューズがおすすめ?
NIKE インフィニティラン 4 エクストラワイド
NIKEのインフィニティラン 4は抜群のクッション性を発揮するランニングシューズです。ReactXフォームを採用していて、着地時の衝撃から足を守ってくれます。衝撃吸収能力に長けているため、膝や腰に不安がある方にもおすすめです。
アッパーは撥水加工が施されているので、急な雨でも高い耐水性を発揮します。シューズのデザイン性も高いので普段使いのスニーカーとしても活躍します。
adidas スーパーノヴァ ライズ ワイド
adidasのスーパーノヴァ ライズ ワイドは、新ミッドソール素材であるDreamstrike+クッショニングを採用したランニングシューズです。軽量性、反発力、耐久性、クッション性の全てにおいて高い能力を発揮します。
どのようなランニングタイプにもオールマイティに対応できるシューズで、初心者ランナーから上級者ランナーまで幅広い層におすすめできます。万人受けするランニングシューズで、シューズ選びに失敗したくない方におすすめです。スーパーノヴァ ライズについて詳しく解説しています。
PUMA ヴェロシティ ニトロ 3 ワイド
PUMAのヴェロシティ ニトロ 3 ワイドはいくつものPUMAテクノロジーを搭載した厚底シューズです。デイリーランからレースまで幅広いシーンで活躍します。
ミッドソールには、PUMAランニングシューズのブラックシップモデルにも搭載されているNITRO FOAMと、耐久性を高めるPRO FOAM LITEが採用されています。アッパーには通気性の高いエンジニアードメッシュに補強剤であるPWRTAPEを採用しています。PUMAランニングシューズの性能を最大限に活かしたシューズといえます。ヴェロシティニトロ3について詳しく解説しています。
On Cloudrunner Wide
OnのCloudrunner Wideは、Onの代名詞でもあるCloudTecを採用したランニングシューズです。CloudTecにより、軽量性を発揮するとともに、高い衝撃吸収能力も発揮します。長時間のランニングでも疲れを感じずに運動を継続できるでしょう。
さらに、ミッドソールにはプレート素材であるSpeedboardが搭載されています。反発力の高いミッドソール素材とSpeedboardによる反発力の相乗効果で推進力を生み出します。
HOKA CLIFTON 9 ワイド
HOKAのCLIFTON 9ワイドは、抜群のクッション性を発揮するランニングシューズです。ふわふわとした感覚を得られるシューズで、まるで雲の上を走る体感です。一度HOKAのランニングシューズに足を通してしまうと、その快適さから他のシューズは履けなくなるほどです。
デザイン性も高いためスニーカーとしてもおしゃれに履きこなせるでしょう。カラーバリエーションも多岐に渡るので他の人と被りたくない方にもおすすめです。
ニューバランス Fresh Foam X 1080 v13
ニューバランスのFresh Foam X 1080 v13は幅広タイプの足型の方に対応したランニングシューズです。同じサイズでもD(やや細い)、2E(標準)、4E(幅広)と3つの横幅から選択可能です。足に合わせて縦と横それぞれの角度から調整できるのは大きな強みと言えます。
シューズ自体の性能も非常に高く、クッション性、軽量性ともに優れています。デザイン性も高いので、普段のランニングから私生活まで常に使用できるランニングシューズです。
asics GEL-KAYANO 30 WIDE
asicsのGEL-KAYANO 30 WIDEは、人気シリーズであるGEL-KAYANOのワイドタイプのランニングシューズです。高いクッション性から、多くのランナーに支持されているシューズで、常に改良を繰り返して最高の一足に仕上がっています。
分厚いミッドソール素材により、着地時の衝撃を緩和するとともに、長時間のランニングでも疲労感を感じさせない独自のシューズ設計になっています。ランニングの時間を楽しく快適にしたい方に特におすすめのシューズです。
ミズノ ウエーブスカイライズ 5 WIDE
ミズノのウエーブスカイライズ 5 WIDEはミズノエナジーを搭載したハイスペックなランニングシューズです。ミズノエナジーにより、反発力とクッション性を高いレベルで発揮します。また、ミッドソールにはミズノエナジーコアを搭載しており、着地時の衝撃も大きく緩和します。
ミッドソールの波形構造により、ミズノウェーブを形成し、シューズの安定性を高めています。ミズノランニングシューズの優れた性能を感じたい方におすすめです。,しています。
まとめ
ランニングをしていると親指の付け根が痛むことがあります。痛みの原因はいくつか考えられますが、痛みを感じた場合はしっかりと休養をとりましょう。
予防策や、今回おすすめしたシューズを使用して、日々のランニングを楽しく快適に過ごしてください。膝が痛い方におすすめのランニングシューズについても解説しているので参考にしてください。
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