陸上部新入生もスパイクは必要？陸上初心者におすすめのスパイク2選！

出典：NIKE公式HP

陸上部に入り、本格的にトレーニングに取り組んだり、試合に出場するにあたり、必要になるのがスパイクです。しかし、スパイクは国産から海外産まで、多くの種類が発売されています。

そこで今回は、陸上競技になぜスパイクが必要な理由と選び方、初心者におすすめのスパイクについて解説します。これからスパイクを選ぶ際の参考にしてください。

スパイクとは？

陸上競技のパフォーマンスを高めるシューズがスパイクです。スパイクには鉄製のピンが取り付けられており、地面に食い込むことで力が逃げるのを防ぐと同時に、地面からの反発力を得る役割があります。

スパイクピンは2種類ある

スパイクピンは、土地面用（アンツーカー用）のトンガリピンとタータン用（オールウェザー用）の並行ピンに分けられます。最近ではオールウェザー用のニードルピンも登場していますが、オールウェザー用の主流は並行ピンです。

また、トンガリピンと並行ピンでは、ねじ部の長さが違います。長さを調整するために、トンガリピンではアタッチメントを使用します。

出典：asics公式HP

スパイクピンの種類(ミズノ)

ピンは地面に食い込むことで、滑り止めの役割があるだけでなく、地面からの反発を身体に与える役割もあります。

ピンの長さは、アンツーカー用は6mm〜15mm、オールウェザー用は5mm〜9mmがあります。ピンは長い方が反発を受けやすいものの、その分体力も消耗します。そのため、ピンが短い方が長距離用、長い方が短距離用となっています。

　

種目ごとにスパイクは異なる

出典：asics公式HP

ピンの長さは取り組む種目によって変わりますが、種目によって変わるのはピンの長さだけではありません。スパイク本体も種目によって特徴があるのです。

短距離用のスパイクは、より速く走るために反発力が強く、踵を設置しない構造です。長距離用のスパイクは、体力の消耗を抑えるために、屈曲性を持たせ、エネルギーリターンを効率よくさせるように作られています。

　

専門種目が決まっていなくても大丈夫

陸上初心者の場合、途中で種目が変わることは珍しくありません。短距離をやりたいと思っていても長距離に適性があったり、フィールド種目に興味が沸くこともあります。

種目を変えたいと思ったとき、使用しているスパイクが専門種目用のスパイクだったならば、新しい種目に合わせて買い直さなくてはなりません。

それを防ぐために、全種目共通して使用できる初心者用スパイクが発売されています。まだ専門種目が決まっていないうちは、初心者用スパイクを用意するといいでしょう。

　

初心者用スパイクのメリット

どの種目にも使用できる初心者用スパイクですが、メリットとデメリットが存在します。それらを踏まえて、用意するかどうか検討してください。

どんな種目にも対応できる

初心者用スパイクの最大の特徴は、100m〜1500m、幅跳びなどフィールド種目まで幅広く使用できる点です。そのため、まだ専門種目が決まっておらず、いろんな競技にチャレンジしたいと考えている方におすすめです。

ピンの長さを変えることで、さまざまな種目に対応可能です。また、アンツーカー、オールウェザーどちらでも使用できるため、一足用意しておけばどのような場面にも使えます。

価格が安い

専門種目用のスパイクは一足2万円前後の価格設定であるため、非常に高価なシューズです。また、オールウェザー専用のスパイクがほとんどであるため、アンツーカー用と使い分けなくてはなりません。

さらに、専門種目用の多くは、スパイクピンが固定式といってシューズに埋め込まれているため、ピンがすり減ったとしても交換はできず、買い替える必要があります。

一方で初心者用のスパイクは1万円程度であることから、専門種目用スパイクと比較すると安価です。また、上記のとおり使用場面を選ばないため何足も用意する必要もありません。

　

初心者用スパイクのデメリット

初心者用シューズは、その汎用性の高さと価格で専門種目用スパイクよりも秀でている一方で、デメリットも存在します。

専門スパイクよりも性能が劣る

専門種目用スパイクは、その種目専用に設計されているため、初心者用と比較して高い性能を発揮します。短距離では、より高い反発力が求められ、長距離では、よりスムーズな体重移動が求められます。

短距離と長距離では、種目の性質が大きく異なることから、その種目に合わせたシューズ設計が必要なのです。

　

おすすめの初心者用スパイク

初心者用スパイクは主に国内メーカーであるアシックスとミズノから発売されています。ナイキやアディダスなどは、専門種目用スパイクを展開しているため、種目が決まっていない間は、アシックスやミズノの初心者向けスパイクがおすすめです。

asics EFFORT 13

出典：asics公式HP

定価　10,700円
推奨種目　トラック全般100m～1500m/ハードル/走幅跳/三段跳/棒高跳

アシックスの初心者用スパイクは短距離から長距離、フィールド種目まで幅広く対応可能です。7色展開となっているため、人と被ることは少なく、お気に入りの一足でトレーニングが可能です。

土踏まずの落ち込みはパフォーマンスの低下や怪我につながるため、サポートパーツにより補強されています。足への負担を軽減してくれる作りが特徴の一足です。トレーニングシーンに合わせたasicsランニングシューズについても解説しています。

ミズノ エックスファースト2

出典：ミズノ公式HP

定価　11,000円
推奨種目　短距離,中距離,長距離,走幅跳
重さ　約210g（26.5cm片方）

ミズノの初心者向けスパイクも短距離から長距離まで幅広く使用できます。3色展開で高いデザイン性が特徴的です。日本人の足は外国人と比較して横幅が広い傾向にあります。

そこでミズノは、幅広なランナーの足にも対応すべく、ワイドタイプも発売しています。横幅が広く、一般的なシューズでは足が痛くなってしまう方は、ミズノの初心者用スパイクのワイドタイプもおすすめです。トレーニングシーンに合わせたミズノランニングシューズについても解説しています。

　

まとめ

陸上競技初心者は適正によって種目を変更することがあります。まだどの種目を専門に取り組むか決まっていない間は、どのような種目でも使用できる初心者向けスパイクがおすすめです。

専門種目が決まったら、専門種目用スパイクを用意して、より高いパフォーマンスを目指しましょう。

種目に合わせたおすすめスパイクも紹介しているので参考にしてください。
800mにおすすめのスパイク
800m,1500mにおすすめのスパイク
3000mにおすすめのスパイク
5000m,10000mにおすすめのスパイク