厚底シューズの登場により陸上競技の好記録が続出しています。厚底シューズの使用には賛否両論ありますが、好記録を後押ししていることは間違い無いと言えます。
そんな厚底シューズですが規制を受け、トラックでは使用できない状況となっています。では、トラックではスパイクを履くしか無いのか?使えるランニングシューズはあるのか?具体的な商品を挙げて解説します。
・厚底シューズは使えないの?
・トラックで使えるシューズは?
・使用禁止の基準は?
・トラックで使用できないシューズの基準
・規制下でも使えるシューズ
20年以上の競技歴で培った知識を基に解説します。
どんなシューズならいいんだろう?
陸上競技場では厚底シューズが禁止
厚底シューズは、タイムに与える影響の大きさから使用が禁止されています。具体的には800m以上の種目についてはソールの厚さ25mm以下となっています。また、ソールの厚さが25mm以下であればどのようなシューズでも良いのかというとそうではありません。
WAが使用を認めている公認シューズでないといけないのです。WAのサイトに具体的な商品名の一覧が掲載されています。一覧はこちら
トラックじゃ履いちゃいけいのか
2024年からさらに厳しくなる
現在は800m以上の種目においては25mm以下となっていますが、2024年秋以降は20mm以下に変更となります。
そうなると、現段階では使用できているマラソンシューズも規定に引っかかる可能性もあるのです。ただ、先のことを考えてもしょうがないので、ひとまず今シーズンについては使えるシューズを着用しましょう。
スパイクしか履けないじゃん
競技場ではスパイクが主流に
陸上競技場では実質的に厚底シューズが禁止されていることから、トラック種目ではスパイクの使用が主流となっています。
しかし、体重が軽く筋力も弱い中学生はスパイクを上手く使うことができませんし、そもそもスパイクを得意としない選手がいることも確かです。そこで、以下に紹介する陸上競技場でも使えるレーシングシューズの使用を検討してみてください。
現ルールでも使えるシューズはある
厚底シューズは規制されているものの、WAの一覧を見てもわかる通り使用できるシューズも残されています。体重の軽い方や筋力の弱い方、スパイクを得意としない選手は以下に紹介するシューズの使用も検討してください。
スパイクが苦手な人はどうすればいいの?
アシックス Sortie Magic RP 6
定価:16,500円
重さ:134g (片足26.0cm)
ソール厚さ:21mm
ソーティーシリーズは厚底シューズが進出してくるまでは非常に多くのランナーに愛用されていました。薄いソールは地面の感覚をしっかりと感じることができます。トレーニングシーンに合わせたasicsランニングシューズについても解説しています。
昔はみんなこれ履いてたね!
ミズノ Wave Cruise Japan
定価:19,800円
重さ:160g(27.0cm片方)
ソール厚さ:20mm以下
アシックスのソーティーシリーズに並ぶと人気を誇っていたミズノのウェーブシリーズ。ウェーブ駅伝とともに非常に多くのランナーに使用されていました。
当時のトレンドでもある薄いソールは、地面の感覚を掴めるとともにグリップ力も抜群です。トレーニングシーンに合わせたミズノランニングシューズについても解説しています。
これかアシックスのどっちかだった!
adidas Adizero Takumi Sen 7
ソール厚さ:21mm以上 25mm以下
adidas アディゼロシリーズはタクミセン7までは規格内シューズです。残念ながらタクミセン8は規格外シューズとなっています。タクミセン7までは薄いソールで作られており、搭載されたプレートが特徴です。薄いソールながら高い反発性を発揮します。トレーニングシーンに合わせたadidasランニングシューズについても解説しています。
まとめ
トラックレースでは厚底シューズが禁止されていることから、スパイクを履くことが一般的です。しかし、ランナーのタイプによってはスパイクが合わないランナーもいます。
そんなときは今回紹介したマラソンシューズを使用してみてください。大切なことは自分に合ったシューズを使用することです。
種目に合わせたおすすめスパイクも紹介しているので参考にしてください。
800mにおすすめのスパイク
800m,1500mにおすすめのスパイク
3000mにおすすめのスパイク
5000m,10000mにおすすめのスパイク
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