ダイエット目的や自己ベスト更新など、多くの市民ランナーが走っている姿を目にしますが、マラソン大会はトレーニングの成果を発揮する大切なレースです。ただ、マラソン大会はさまざまな箇所で開催されているため、どの大会にエントリーすればいいのかわからない方もいると思います。
そこで今回は、数あるマラソン大会の中から、走るレースの選び方を解説します。どの大会を走ろうか迷ってしまう方はぜひ参考にしてください。
・マラソン大会に出場してみたいけどどの大会に出ればいいの?
・マラソン大会は何が違うの?
・エントリーする大会はどうやって選べばいいの?
・エントリーするマラソン大会の選び方
・マラソン大会ごとの違い
・マラソンにチャレンジするために必要なこと
20年以上の競技歴で培った知識を基に解説します。
走る大会はなんでもいいの?
マラソン大会は全国でたくさん開催されている
マラソン大会は毎年さまざまな箇所で開催されています。秋冬を中心に年間通して行われるマラソン大会は、全国で100大会以上にのぼります。その中から自身が走るレースを選ぶ場合、迷ってしまうこともあるでしょう。
毎年同じレースを走るランナーもいれば、毎回違うレースを走るのですランナーもいます。選ぶ基準はランナーのニーズによってさまざまであり、自分が何を目指すのかによって走るべきレースも変わってきます。
どの大会に出ようかな?
参加する大会の選び方
全国で開催されているマラソン大会は、大会ごとに特徴が大きく異なります。陸上競技場での大会であれば常に同じ400mトラックでの試合ですが、フルマラソンは公道を走るため、同じコースのレースは存在しません。
そのため、大会によって特徴は大きく異なります。市民ランナー向けのものから競技者向けのものまで多岐にわたる大会の中から、ニーズに合った大会を選びましょう。
何を基準に選ぶの?
走る理由で大会を選ぶ
走る上で最も大切なことが走る理由です。走る理由は人それぞれ異なります。走る理由は、大会に求めることに直結するため、何を目的にレースに出場するのかを明確にしておきましょう。
フルマラソン完走を狙う
ダイエットや健康維持を目的とした場合、フルマラソン完走が目的となります。そのため、走るべき大会は近場で、コース難易度も低い大会がおすすめです。ランニングは継続することが大切であるため、来年も出てみようかな?と思えるように、完走できるレベルの大会を選びましょう。
また、フルマラソンでなくとも、ファミリージョギングなど5km程度のレースが同時開催される大会も存在します。親子の仲を深めるためにもおすすめです。
気軽に走りたい!
自己ベスト更新を狙う
フルマラソンの醍醐味は自己ベストの更新です。サブ3やサブ4といった目標があり、それの達成に向けてトレーニングを重ねるランナーが多くいます。
目標達成のためには大会選びが非常に重要です。走るコースや日程によってゴールタイムは大きく変動します。フルマラソンで自己ベストを狙うのであれば、コースの起伏が少なく、10℃前後の気温で走れる大会を選びましょう。
せっかくならタイムを狙いたい!
コースで大会を選ぶ
フルマラソンは公道を走るため、大会によってコースは大きく異なります。市街地の中を走るレースもあれば、山間部を走るレースもあるため、コース選びも大会を選ぶ上での重要な要素となります。
コースの難易度で選ぶ
フルマラソンはコースによってゴールタイムが大きく左右されます。自己ベスト更新を狙っているのに起伏の激しいコースで走っても記録は狙えません。逆に、苦しい環境を求めるのに緩やかなコースでは物足りないと感じてしまうでしょう。
大会によってコース難易度は大きく異なるため、走る理由からコース難易度を選択しましょう。記録を狙うのであれば緩やかなコースを、完走の達成感を求めるのであれば起伏の激しいコースがおすすめです。
観光地での大会に参加する
マラソン大会は全国各地で開催されており、観光地も例外ではありません。旅行目的で観光地へ足を運びマラソンを走って楽しむランナーも多くいます。京都や大阪、北海道など人気観光地でマラソンを走って、その後観光も楽しむのも旅行プランとして最適です。
家族がいてランニングに理解を示していない場合でも、家族旅行と称して参加することでバックアップを得られる場合もあります。せっかく走るのであれば観光も一緒に楽しみたいという方には、観光地での大会参加がおすすめです。
観光も楽しみたい!
大会規模で選ぶ
マラソン大会は、大会によって規模も様々です。県や国の協力の元に開催される大会もあれば、地域の協力で成り立っているものもあります。大会規模によって公認記録となるレースや非公認記録となるレースがあり、記録を狙うためにはある程度の規模の大会に参加する必要があります。
参加人数はどらくらいか?
マラソンは大会によって規模が変わりますが、それに比例して参加人数も増減します。規模が大きくなれば参加人数も大きくなりますし、逆に小さくなれば参加人数も少なくなります。
規模の大きい大会は、人が多くて走りにくい反面、同じくらいのペースで走る人も多いため、記録が狙いやすいと言えます。一方で規模の小さい大会は、一人旅になりやすいですが、自分のペースで走りやすいと言えます。
自分と近い走力のランナーと助け合うのと、自分のリズムで走るのであれば、どちらが走りやすいのかを確認しておきましょう。
エイドで楽しむことができるか?
フルマラソンは長丁場のレースであるため、定期的にエイドステーションと呼ばれる補給食が置いてあるスポットがあります。チョコレートなどエネルギーになりやすい物が置いてある場合もあれば、ご当地のお菓子や食べ物が置いてある場合もあります。
エイドの中身は大会によって異なるため、エイドを楽しみに走るランナーも多くいます。マラソンはタイムを狙うだけが全てではありませんから、楽しく走ることを目的にするのもおすすめです。
マラソンを楽しもう!
目標に合わせたシューズを用意しよう
フルマラソンは大会選びも大切ですが、それと同時にシューズ選びも非常に重要です。目標タイムに合わせたシューズを使用することで、目標達成の確率が上がると同時に、ランニング障害など怪我の予防にもつながります。
目標タイムに合わせたマラソンシューズの選び方とおすすめシューズについても解説しているので参考にしてください。
サブ3を目標にするランナーにおすすめのシューズ
サブ4を目標にするランナーにおすすめのシューズ
サブ5、完走、怪我を予防したいランナーにおすすめのシューズ
シューズでタイムは全然違う!
目標に向けたトレーニングをしよう
フルマラソンを完走したり目標タイムで走るためには、日々のトレーニングがとても重要です。しっかりとトレーニングを重ねることで誰でも走力は向上します。しかし、ただ闇雲に走っているだけでは走力は向上しません。
フルマラソンの目標タイムに合わせたトレーニング方法も解説しているので参考にしてください。
走るために必要な補給食を準備しよう
いざレース当日、手ぶらで参加することは可能です。しかし、長く苦しいフルマラソンは途中でエネルギーが枯渇してしまうこともあります。レース途中でエネルギー切れを起こしてしまうと、目標達成はおろか、完走もままなりません。
そこで重要になるのが補給食です。補給食はフルマラソンのエネルギー切れを防いでくれる重要なアイテムです。事前に自身の身体で合う合わないを確認して、本番でも使用しましょう。
補給食の選び方とおすすめの商品についても解説しているので参考にしてください。
まとめ
マラソンは全国各地で開催されており、特緒は様々です。また、ランナーによってマラソンに求めるものもそれぞれ異なるため、ニーズに合ったマラソンを選ぶことが大切です。
自己ベスト更新や完走など、マラソンを通して自分に合った目標達成の充実感を味わいましょう。
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