クッション性の高いランニングシューズで人気を集めるOnから最新作のシューズが発売されました。
そこで今回は、Onランニングシューズの最新作Cloudflow4について、特徴と前作との違いを解説します。冬のロードシーズンに向けたシューズ選びの参考にしてください。
・Onって何?
・Cloudflow4の特徴は?
・おすすめのOnシューズは?
・Onとは
・Cloudflow4の特徴
・おすすめのOnシューズ
20年以上の競技歴で培った知識を基に解説します。
Cloudflow4ってどんなシューズ?
Onとは?
On(オン)は2010年にスイスで誕生したスポーツブランドです。海外スポーツブランドはNIKEや adidas、国内ブランドはasicsやミズノなどがありますが、どれも古くからあるメーカーである一方でOnは比較的新しいブランドといえます。
そのスペックの高さが世界中のアスリートから評価を受け、現在では60カ国以上に進出しています。日本でもここ数年で見かける機会もかなり増えてきています。
特徴的な形のランニングシューズが目立っていますが、シューズ以外にもアパレルやスポーツアクセサリーなど幅広い商品を展開しています。
最近変な形のシューズをよく見る!
Cloudflow4発売開始!
今回発売された新作シューズは、Cloudflow3の改良版となるCloudflow4です。いくつかのポイントがバージョンアップされており、より自己ベストを狙うのに適したシューズとなっています。
トレーニングシューズというよりかは、レース用シューズとしての位置付けです。フルマラソンであればサブ3程度まで対応可能です。フルマラソンでサブ3を目指す方や、ロードレースで3分10秒/km程度までスピードを出すことができます。
3分00秒/km前後のようなハイペースで走るのは困難であり、ハイペースで走る方はクラウドブームエコー 3を選択するのがおすすめです。クラウドブームエコー 3についても解説しているので参考にしてください。
どんな特徴があるの?
スプーン形状のSpeedboard
Cloudflow4はSpeedboardを搭載した、いわゆるプレートシューズです。Onはシューズごとに素材や形状を変えてプレートを作成しており、Cloudflow4にはナイロンを配合したプレートを採用しています。カーボン100%ではないものの、高い反発力を発揮して、ランニングをサポートします。
超軽量のウーブンアッパー
アッパーは超軽量設計です。これは、Onのフラッグシップモデルであるクラウドブームエコー3からヒントを得て作られており、軽量性だけでなく、高い通気性も発揮します。
ランニングは長時間の運動であるため足の蒸れがどうしても気になります。通気性の確保は蒸れの解消につながるため、ランニングシューズには必須な機能と言えるでしょう。
2種類のHelionスーパーフォーム
ミッドソールは、密度の異なる2種類のHelionスーパーフォームを採用しています。2種類を組み合わせることで高いクッション性と反発力を発揮します。Speedboardとの相乗効果で、より走りやすくランニングをサポートしてくれます。
着地時の衝撃を和らげると同時に反発力も発揮します。一歩ごとに弾むように走り続けられます。
Cloudflow3との違い
左:Cloudflow3、右:Cloudflow4
Cloudflow4は前作となるCloudflow3の改良版です。Cloudflow3も高性能シューズですが、Cloudflow4はさらに高性能なシューズに仕上がっています。具体的にどこがアップデートされたのかを見ていきましょう。
何が変わったの?
プレートの違い
ナイロンを配合することで、前作Cloudflow3のプレートよりも硬度と強度が増しています。これにより、高い反発力を発揮して一歩ごとの推進力を高めます。
さらに、プレート自体の軽量化にも成功しています。シューズの軽量化は大きなアドバンテージになるため、プレートの改良は大きなメリットをもたらしてくれます。
ミッドソールの違い
左:Cloudflow3、右:Cloudflow4
前作も新作もどちらもOnの代名詞であるCloudTec構造を採用しています。ただ、新作Cloudflow4はミッドソール全体に2種類のHelionスーパーフォームを採用しています。
前作は1種類のHelionスーパーフォームで作られていましたが、2種類を組み合わせることで衝撃吸収力が向上しています。ランニングは1歩ごとに大きな負担がかかる運動ですから、衝撃吸収力は非常に大切な要素です。
アッパーの違い
左:Cloudflow3、右:Cloudflow4
新作Cloudflow4はアッパーに、軽量素材であるウーブンアッパーを採用しています。これにより軽量化されるとともに、通気性も向上しています。
シューズ内の蒸れは不快感だけでなく、マメや靴擦れの原因にもなります。そのため、通気性の向上はストレス解消とともに、パフォーマンス向上にも貢献します。
重さの違い
Cloudflow3:238g
Cloudflow4:235g
アッパーやプレートの改良により約3gの軽量化に成功しています。ランニングのパフォーマンスはシューズの重さに大きく左右されるため、少しでも軽い方が有利です。
Cloudflowシリーズはこれまでも軽量性の高いシューズでしたが、今回の改良により、更なる軽量化が進められています。
Cloudflow4がおすすめの人
Cloudflow4はマラソンやロードレースで自己ベストを狙いたい方におすすめのシューズです。フルマラソンであればサブ3程度まで対応できるでしょう。短いロードレースであれば3分10秒/km程度まで対応可能です。
ただ、Cloudflow4はレースシューズであるため、普段のトレーニングやロングジョグには適していません。ここぞという大会でしっかりと記録を出したい方におすすめです。
まとめ
Onから発売された新作Cloudflow4はマラソンなどで自己ベストを狙えるシューズです。自己ベスト更新をサポートするいくつもの性能が込められたシューズですので、冬のロードシーズンに狙っている大会がある方に特におすすめです。
今回紹介したCloudflow4以外にもおすすめのシューズを紹介しているのでぜひ参考にしてください。
コメント