2023年10月9日に開催された出雲駅伝で駒澤大学の佐藤圭汰選手が履いていたシューズが話題となっています。
そこで今回は佐藤圭汰選手着用のOn クラウドブーム エコー3について解説します。特徴を詳しく解説するのでぜひ参考にしてください。
・Onって何?
・クラウドブーム エコー3の特徴は?
・おすすめのOnシューズは?
・Onとは
・クラウドブーム エコー3の特徴
・おすすめのOnシューズ
20年以上の競技歴で培った知識を基に解説します。
クラウドブーム エコー3ってどんなシューズ?
出雲駅伝2023で駒澤大 佐藤圭汰選手が着用!
2023年10月9日に開催された出雲駅伝で駒澤大学の佐藤圭汰選手が変わったシューズを使用しているシーンが目を惹きました。他の選手の多くはNIKEベイパーフライ3を使用していましたが、佐藤圭汰選手はOn クラウドブーム エコー3を使用していたのです。
結果は見事に区間賞を獲得しています。中国で行われたアジア大会から中4日というハードスケジュールを感じさせない走りを見せてくれました。
Onのシューズを使うなんてびっくり!
佐藤圭汰選手が昨年度使用していたシューズは?
佐藤圭汰選手は、昨年度の出雲駅伝も今年と同じ2区を走っています。昨年度はNIKEベイパーフライ2を使用していました。タイムだけを比較すれば昨年度の方が50秒程度早かったものの、アジア大会から中4日であることや、強風の影響を考慮すれば十分な結果と言えます。
今回の結果だけでは、NIKEのシューズとOnのシューズどちらが合っているかは分かりかねる結果です。ただ、佐藤圭汰選手レベルであれば、いくつものシューズを試してきているはずですから、選ばれたのにはそれだけの理由があると考えられます。
昨年はNIKEだったのか!
Onとは?
On(オン)は2010年にスイスで誕生したスポーツブランドです。海外スポーツブランドはNIKEや adidas、国内ブランドはasicsやミズノなどがありますが、どれも古くからあるメーカーである一方でOnは比較的新しいブランドといえます。
そのスペックの高さが世界中のアスリートから評価を受け、現在では60カ国以上に進出しています。日本でもここ数年で見かける機会もかなり増えてきています。
特徴的な形のランニングシューズが目立っていますが、シューズ以外にもアパレルやスポーツアクセサリーなど幅広い商品を展開しています。
最近変な形のシューズをよく見る!
クラウドブーム エコー3のスペック
定価:32,780円(税込)
重さ:215g
ドロップ:9.5mm
クッション性:高め
クラウドブームエコー3はOnのレーシングシューズです。Onのシューズはどれも高いクッション性を発揮するジョギングシューズが中心ですが、クラウドブームエコー3は高いクッション性を活かしたレーシングモデルです。
価格は3万円超えとやや高額ですが、他メーカーのレーシングシューズも高騰傾向にあるため、遜色ない価格設定と言えます。
どんな特徴があるの?
カーボン製Speedboard
クラウドブームエコー3はカーボンプレートを搭載したモデルです。Onシューズの特徴である高いクッション性に加えて、カーボンプレートによる反発力を得られます。さらに、シューレースとインソールにはシリコンプロントが施されておりシューズ内での足のズレを防ぎます。
特徴的なCloudTec構造
Onのランニングシューズの特徴は、特殊なCloudTec構造です。ミッドソールに空いた穴は着地時の衝撃を和らげるクッショニング素材の役割をするとともに、反発力に変える働きもします。
クラウドブームエコー3のCloudTecは、他のシューズと比べると小さい設計になっているものの、特殊素材を使用することで高いクッション性を発揮します。
ミッドソールに使用したHelion™ HFハイパーフォーム
ミッドソールに使用それている素材は、Helion™ HFハイパーフォームです。これは高いクッション性を発揮する素材で、CloudTecの性能を最大限に発揮しています。
わずか213gの計量性
クラウドブームエコー3の重さは、わずか213gしかありません。Onのシューズはクッション性を確保するためにやや重い傾向にありますが、クラウドブームエコー3は軽量化にも力が入れられています。
NIKEヴェイパーフライ3が約185g (27cm 片方)ですから、クラウドブームエコー3も遜色ない軽量性を発揮します。
クラウドブーム エコー3がおすすめの人
クラウドブームエコー3はマラソンやロードレースで自己ベストを狙いたい方におすすめです。高い反発力と軽量性を発揮するため、自己ベスト更新をサポートしてくれるでしょう。2分50秒/km程度まで対応できるため、市民ランナーからトップランナーまで幅広いランナーのレースペースに対応可能です。
ただ、シューズの耐久性は約240kmしかないため、マラソンなどを連戦で走りたい方にはおすすめできません。短いロードレースや大切なマラソン大会での使用がメインとなるでしょう。
耐久性が欲しい!
まとめ
出雲駅伝2023年で優勝した、駒澤大学の佐藤圭汰選手が使用していたOnシューズに注目が集まっています。クラウドブームエコー3はカーボンプレートを搭載したレーシングモデルであり、トップランナーも使用しているシューズです。マラソンで自己ベストを狙いたい方におすすめのシューズと言えます。
今回紹介したシューズ以外にも、おすすめのシューズを紹介しているので参考にしてください。
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