2024年1月NISAが生まれ変わります。それに伴いジュニアNISAは廃止となります。教育資金の準備としても活用されてきたジュニアNISAですが、今後の代替案が不安視されています。
そこで今回はジュニアNISA廃止後の取るべき対策について解説します。これから学資金を準備しようとしている方はぜひ参考にしてください。
・NISAとは?
・ジュニアNISAはどうなるの?
・どうやって学資金を貯めればいい?
・NISAとは
・ジュニアNISAの今後
・学資金を貯める方法
生活に役立つお金の知識と、趣味のランニングについて解説しています。
初心者でも理解しやすいよう、専門用語はなるべく使わず、簡単に解説します。
ジュニアNISAはどうなるの?
ジュニアNISAとは?
ジュニアNISAとは、口座開設する年の1月1日現在で0~19歳の個人のお客さまが使える制度であり、年間80万円までの投資が非課税となります。
ジュニアNISAのポイント
・0~19歳の個人が対象
・投資額年間80万円×最長5年間=400万円が非課税
・18歳までは払い戻し不可
・親権者が代理で運用
上記のポイントから、子供の教育資金の準備として利用されてきました。単に預貯金で準備するよりも、資産運用しながら効率よく資金の準備ができる制度といえます。
子供の将来のために大切だね!
新規買付は2023年末まで
新NISAの誕生に伴い、ジュニアNISAは2023年末で廃止となります。
・新規口座開設は2023年9月末まで
・新規投資は2023年12月末まで
新NISAがスタートする前であればギリギリまでジュニアNISAでの買付が可能です。新NISAについても詳しく解説しているので参考にしてください。
終わっちゃうの…?
新NISAは18歳以上が対象
新NISAの対象年齢は18歳以上であることから、17歳以下の子供名義で口座開設することはできません。そのため、子供名義で非課税枠を使いながら、資産運用で教育資金を準備することはできなくなってしまいました。
どうすればいいの?
子供の教育資金はどうやって貯める?
新NISAは18歳以下を対象にしていないため、子供名義での教育資金の準備はできません。夫婦でお金を出し合ってジュニアNISAで運用していた家庭もあったと思いますから、資金準備を考え直す必要があります。
投資限度額は拡充している
これまでのNISAでは、夫婦と子供1人の場合、年間投資可能額は120万円×2+80万円=320万円でした。しかし、新NISAでは360万円×2=720万円と世帯で見れば投資可能額は増加しています。
そのため、ジュニアNISAが廃止されたとしても世帯で準備できる環境は整っているのです。ただ、夫婦がそれぞれ責任を持って貯めなくてはならないため、夫婦のどちらかがお金を管理している場合では計算通りに行かなくなる場合も考えられます。
パートナーとの信頼関係が大切!
新NISAまでにやるべきこと
新NISAがスタートするのは2024年からであるため、2023年の内であればできることも残されています。少しでも効率よく教育資金を準備するためにも残された手段を最大限に活用しましょう。
ジュニアNISAを使い切る
現在ジュニアNISA口座を持っている方は、できる限りその枠を使い切りましょう。また、一般NISA口座も持っているのであれば、新NISAスタート前までにできる限り使うことをおすすめします。
ジュニアNISAの口座開設が間に合うのであれば、まだ持っていない方も早急に口座を開設し、少しでも非課税枠を増やせるように行動しましょう。
2023年内に少しでも非課税枠を使おう!
ジュニアNISAをロールオーバーする
ジュニアNISAは、何も手続きをしないと2023年末に課税対象である特定口座に移されてしまいます。せっかくの非課税枠ですから、課税対象にならないためにロールオーバーの手続きを行いましょう。
ロールオーバーの手続きを行うことで非課税期間を延長でき、効率よく資産運用が行えます。ロールオーバーは書面にて行う必要があります。10月頃に送信されるメールを確認の上、送付される書類を必ず返信しましょう。
夫婦で新NISAを開設する
NISA口座は1人1口座までです。そのため、夫婦2人で開設することにより、2人分の非課税限度額を設けることが可能です。
また、現在NISA口座を持っていないのであれば、新NISA開始前に一般NISA口座を作っておくことで、新NISAに加えて120万円ずつの非課税枠を受け取ることが可能です。
新NISAにおすすめの証券口座
新NISAはこれから長い年月を共にする口座であるため、金融機関選びには慎重にならなくてはいけません。効率よく資産運用するためにおすすめの証券会社を紹介します。
SBI証券
独自のポイントサービスがあり、投資信託の保有残高に応じてポイントが付与されます。また、三井住友カードを使ったクレジット決済による積立投資を行えば高い還元率でポイントがもらえます。
Tポイントやdポイントに対応しているため、普段からそれらをためている方に特におすすめです。
楽天証券
楽天証券で金融商品を取引していると、楽天市場の還元率が上昇します。また、楽天キャッシュを用いた積立投資を行えば、効率よく楽天ポイントも貯まります。
楽天ポイントは非常に貯まりやすいポイントであり、それを使って投資信託を購入できるのも大きな特徴です。普段から楽天経済圏を活用している方におすすめです。
NISAにおすすめの証券口座について詳しく解説しているので参考にしてください。
まとめ
ジュニアNISAは廃止となりますが、それ以上に特典の大きい新NISAがスタートします。新NISAをうまく活用して効率の良い資産運用を行いましょう。
投資はどの銘柄を購入するかも非常に大切です。損をしないための投資商品の選び方についても解説しているので参考にしてください。
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