短距離と長距離どちらを選べばいい?遺伝子で決まる才能の見極め方!

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ご自身、もしくはお子さまが陸上競技をやりたいと考えたとき、短距離と長距離どちらを選べばいいのか悩むかと思います。特にお子さまの場合は将来にも影響するため、単に向いてそうだからなどといった軽い考えで選択してはいけません。

そこで今回は短距離と長距離どちらを選べばいいのかを解説します

この記事を読むことで、短距離に向いている人と長距離に向いている人の特徴と、どちらに適しているのかを調べる方法を知ることができるので、ぜひ最後までご覧ください。

悩み,疑問

・短距離が得意な人の特徴は?
・長距離が得意な人の特徴は?
・得意種目を調べる方法は?

この記事でわかること

・短距離に向いている人と長距離に向いている人の特徴
・短距離と長距離どちらに適しているのかを調べる方法

記事の執筆者
大学まで箱根駅伝常連校で競技を続け、現在はクラブチームでプレイングコーチとして活動。
20年以上の競技歴で培った知識を基に解説します。
あおすけ
あおすけ

どっちが才能あるのかな?

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短距離と長距離は向き不向きがある

短距離走と長距離走はどちらも同じ陸上競技ですが、両者は全くの別物です。野球とサッカーくらい違うと言っても過言ではありません。

そのため、短距離走が得意な人もいれば長距離走が得意な人もいます。スポーツでもなんでも基本的に自分の得意を伸ばすことが重要です。つまり、短距離と長距離どちらに向いているのかを知ることがはじめの一歩となります。

ここで大事なことが、短距離と長距離どちらも速い人はいないということです。

100m世界記録保持者のウサインボルトでも5000mや10000mを走らせれば市民ランナーにも劣りますし、フルマラソン世界記録保持者のエリウドキプチョゲであっても100mを走らせれば高校生にも勝てないでしょう。

小中学生レベルであれば周りの競技力もそこまで高くないため、どちらも走れる選手はいますが、年齢を重ね競技力が高まるにつれて短距離か長距離どちらかに特化していく必要があります。

あおすけ
あおすけ

どっちかしか速くなれないのかな?

 

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筋肉の質で向き不向きが決まる

短距離が得意な人と長距離が得意な人とでは筋肉の質が違います。短距離には短距離に適した筋肉の質があり、長距離には長距離に適した筋肉の質があるのです。

つまり、短距離と長距離どちらが得意なのかは筋肉の質が左右するということです。

あおすけ
あおすけ

筋肉の質?

短距離が速い人は筋肉が白い

短距離が速い人の筋肉は白いと言われます。これは、速筋と呼ばれる早く強く動かすために必要な筋肉が多いことが原因です。

速筋は早く強く動かせる分、持久力はありません。そのため、筋肉が白い人は短距離に適しているということになります。

分かりやすいのが魚です。魚は白身魚と赤身魚がいます。普段おとなしく、餌を狩るときに瞬発的に動く魚は白身魚です。(タイやヒラメなど)

長距離が速い人は筋肉が赤い

瞬発的に動く白身魚とは対象的に、常に動いている回遊魚の身は赤色をしています。(マグロやカツオなど)赤い筋肉は遅筋と呼ばれ、スピードは出ない反面、持久力に長けています

つまり、長距離が得意な人の筋肉は赤色をしているのです。魚の種類によって白身魚と赤身魚が分かれるように、人間の筋肉も人によって白色か赤色に分けられています。

そして、白身のマグロや赤身タイが存在しないように、人間の筋肉も赤色から白色や、白色から赤色に変わることはありません

 

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筋肉の質は遺伝子によって決まる

筋肉には速筋と呼ばれる白い筋肉と、遅筋と呼ばれる赤い筋肉があることを解説しました。では、白か赤かはどのように決まるのでしょうか?答えは遺伝子です

人間の体はDNAに含まれる遺伝子情報を基に作られます。言い換えれば、遺伝子は身体の設計図的な役割を果たしています。つまり、身体の設計図に白い筋肉と書かれていれば白色に、赤色と書かれていれば赤色になるのです。

身長や顔は基本的に変えられないように、遺伝子情報は個人の努力ではどうにもなりません。最初から決められている速筋タイプか遅筋タイプかを受け入れて生きるしかないのです。

あおすけ
あおすけ

速筋か遅筋かは最初から決まってるんだね!

 

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自分に合った種目を選択することが大切

上記のとおり、速筋タイプか遅筋タイプかは遺伝子によって決められており、個人の力では変えることができません

そのため、陸上競技で結果を求めるのであれば、自身の筋肉の特徴に合わせて種目を選択することが重要になります。

トラック種目で言えば、白色が強いなら100mや200m、赤色が強いなら5000mや10000m、中間のピンク色なら400m,800m,1500mとなります。

 

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遺伝子は調べられる

短距離が得意か長距離が得意かは筋肉の色(速筋か遅筋)によって変わります。しかし、自分で筋肉の色を確認することは不可能です。

そこで有効になるのが遺伝子検査キットです。遺伝子検査キットを使うことでお子さまの遺伝子情報を調べることが可能です。

速筋タイプか遅筋タイプかはもちろんのこと、血管収縮能やエネルギー生産力も調べることができ、どのような種目が向いているのか、どのようなトレーニングが効果的なのかを知ることができます。

付属の綿棒で摂取した口内の粘膜を郵送するだけで検査可能です。費用は税込7,700円。一万円以下でお子さまの将来を左右するかもしれない情報を知れるのであれば試してみる価値はあると言えます。

あおすけ
あおすけ

自分の才能を知りたいな!

 

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まとめ

陸上の短距離が得意か長距離が得意かは、遺伝子によって決められる筋肉の質によって決まります。遺伝子は後から書き換えることはできないため生まれたときから短距離タイプか長距離タイプかは決まっています。

特にお子さまの場合は将来にも影響するため、遺伝子情報を調べることで参考にすることも可能です。最も大切なことはスポーツを楽しむことですが、楽しむためにも身体に合った種目に導くことも大切です。

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