産休や育休など休職期間中のiDeCo継続に不安を感じる方もいると思います。そこで今回は育休中のiDeCoについて解説します。
対応策や注意点を詳しく解説するので、これから休職の予定がある方はぜひ参考にしてください。
・iDeCoって何?
・育休中のiDeCoはどうなる?
・iDeCoの毎月の掛金が心配
・iDeCoの仕組み
・育休中のiDeCoの対応策
・育休中の注意点
生活に役立つお金の知識と、趣味のランニングについて解説しています。
初心者でも理解しやすいよう、専門用語はなるべく使わず、簡単に解説します。
育休中は、iDeCoはどうすればいいの?
iDeCoとは?
iDeCoも NISAと同様に運用益は非課税です。それに加えて、払った金額が所得控除として扱われるため、節税効果もあります。自営業や会社員などによって掛金の上限が設けられており、かけた金額が所得控除の対象となります。節税をしながら将来に向けて資産形成ができるお得な制度です。iDeCoのメリット、デメリットについても解説しているので参考にしてください。
iDeCoの特徴
・払った金額が全額所得控除
・運用益が非課税
・受け取り時も税制優遇あり
所得控除になる分NISAよりお得かも!
育休中の対応策
育休中は、会社からは給料が支払われません。雇用保険から手当はもらえますが、フルタイムで働いているときと比べて約半分になってしまいます。
日々の生活もある中で、少なくなる手取りからiDeCoの掛金を拠出するのは困難な場合もあります。そのため、以下に紹介する対応策を採りましょう。
育休中の生活費が心配…
拠出を一時的に止める
iDeCoは申請を行うことで拠出の停止が可能です。もしも、手当金が少なく、日々の生活でいっぱいいっぱいの場合は一時的な停止も検討しましょう。停止した拠出の再開もできるため、育休が明けて、仕事に復帰したら再開を検討しましょう。拠出の停止方法についても解説しているので参考にしてください。
一旦ストップするのもありかも!
拠出を継続する
生活に支障がない場合、それまでと変わらずiDeCoの継続ができます。ただ、育休中は会社からの給料はないため、給料天引きでは拠出ができません。あらかじめ口座引き落としに変更しておきましょう。
無理のない範囲で続けよう!
掛金を減額する
生活はできるものの、iDeCoの掛金が高すぎる場合は減額も可能です。使用している金融機関に書類を送るだけで掛金の変更ができます。最低金額5,000円〜に変更できるため、生活に合わせて調整しましょう。金額変更についても詳しく解説しているので参考にしてください。
減額も視野に入れよう!
育休中のiDeCoの注意点
iDeCoは停止するにしても継続するにしてもメリット、デメリットがあります。注意点をしっかりと理解していないと、ストレスを感じてしまいます。以下の注意点を理解して、慎重に判断しましょう。
どんな注意点があるのかな?
価格変動リスクに注意
iDeCoは投資信託を積み立てる制度ですが、投資信託の価格は常に変動しています。価格変動リスクを最小限に抑える方法として、積立投資(ドルコスト平均法)が有効です。
しかし、拠出を停止してしまうと、価格が低いときの拠出ができないため、価格変動リスクが大きくなってしまいます。リスクを最小限に抑えて、安定した資産形成を行うためには、常に一定の金額で積み立てる必要があります。積み立て投資のメリットについても解説しているので参考にしてください。
高いときも安いときも一定額を積み立てよう!
生活の圧迫に注意
育休中は、フルタイムで働いているときと比較してお金に差があることから、iDeCoの継続は慎重に判断しましょう。生活スタイルも大きく変わるため、少しでもストレスを少なくするために、育休に入る前に手当額を確認し、生活費と照らし合わせておく必要があります。
事前に確認しておこう!
手数料負けに注意
iDeCoは掛金の拠出時に手数料が発生します。手数料は掛金の額に関係なく一律であるため、低すぎる掛金の場合、手数料負けのリスクがあります。掛金に占める手数料の割合を低くすることが投資の大原則であるため、掛金はできるだけ高い方が、手数料負けのリスクは小さくなります。手数料について詳しく解説しているので参考にしてください。
手数料負けに注意!
iDeCoは商品選びが重要
iDeCoは投資であるため、どの商品に投資をするかが非常に重要です。長期投資になればなるほど、商品選びの差が大きくなるため慎重に選びましょう。
使っている証券口座によっても、iDeCo対応かどうかは変わってきます。iDeCoにおすすめの商品を証券口座ごとに解説しているので参考にしてください。
iDeCoは商品選びが重要!
iDeCoにおすすめの証券口座
証券会社選びはネット証券が基本です。また、生活スタイルによっておすすめの証券会社は異なります。おすすめの証券会社についても解説しているので参考にしてください。
どの証券会社がおすすめ?
SBI証券
おすすめポイント
・業界最安クラスの手数料
・Tポイント、dポイントに対応
・保有額に合わせてポイント付与
投資初心者からプロまで幅広い層から支持されている証券口座です。国内外でもトップレベルのシェアを誇り、使いやすさにも定評があります。
株式や投資信託の売買には手数料がかかりますが、SBI証券は業界最安クラスの手数料水準です。手数料は積み重なることで多大なコストとなるため、できるだけ抑えるのが基本となります。
Tポイントやdポイントに対応しており、貯まったTポイントで商品を購入することもできます。普段TSUTAYAやウェルシアグループなどTポイントが貯まる環境にある方におすすめです。
また、投資信託の保有額に応じてポイントが付与されるのもおすすめポイントのひとつです。投資信託を購入して放置しておくだけで、投資信託の利益とは別にポイントを受け取れます。
楽天証券
おすすめポイント
・楽天経済圏の還元率アップ
・貯めた楽天ポイントで投資ができる
楽天経済圏を中心に多くのユーザーを囲い込んでる楽天グループ。楽天証券を使用して株式等の購入を行うことで、楽天市場でのポイント還元率がアップします。
また、貯まった楽天ポイントで投資信託が購入できるのもポイントです。楽天市場での買い物や、楽天カードの利用に応じて、多くのポイントを獲得できるため、それらを無駄な買い物に使うのではなく、効率よく資産運用に回せます。
自己資金を投資に回すのが怖い初心者の方でも、貯まった楽天ポイントを使って投資ができるため、金銭的な損失のリスクを抑えた投資が可能です。
まとめ
育休中であっても、ご自身の生活に合わせて継続、停止、減額などの対応策があります。それぞれにリスクがあるため、リスクを踏まえた上で対応しましょう。産休に入る前に、あらかじめ対応策を考えておくことがおすすめです。
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