ランニングシューズは消耗品です。古いランニングシューズをいつまでも使っていると怪我のリスクも高まります。
そこで今回はランニングシューズの寿命について解説します。買い替えのポイントなどを詳しく解説するのでぜひ参考にしてください。
・ランニングシューズは買い替えが必要?
・買い替えのタイミングがわからない
・ランニングシューズを買い替えないとどうなる?
・ランニングシューズを買い替えるタイミング
・ランニングシューズを買い替えないリスク
・ランニングシューズを節約する方法
20年以上の競技歴で培った知識を基に解説します。
ランニングシューズは買い替えが必要?
ランニングシューズには寿命がある
ランニングシューズは消耗品です。そのため寿命があり、定期的に買い替えが必要です。市民ランナーの中には、古くなったランニングシューズをいつまでも使っている方もいるかもしれませんが、絶対にやめましょう。
使い続けることはできないのか…
ランニングシューズを買い替える目安
ランニングシューズは定期的に買い替える必要があります。買い替えることで性能が維持できることはもちろん、新しいシューズでモチベーションも高められます。
以下に紹介する買い替えの目安を参考に定期的に買い替えをしましょう。ランニングはシューズを準備するだけで楽しめるスポーツであるため、シューズには多少お金をかけてあげてください。
何を目安にすればいいのかな?
走行距離を目安に買い替える
ランニングシューズを買い替える目安のひとつが走行距離です。シューズはランニング動作によって摩耗したり劣化するため、ランニングシューズを履いて走る距離が長くなるほどシューズも劣化します。
一般的にランニングシューズの寿命は500km〜700kmと言われています。そのため、1ヶ月に300km程度走るランナーであれば2〜3ヶ月程度で買い替えが必要です。
ただ、ランニングシューズの劣化速度はシューズの種類によってもさまざまなです。レーシングシューズであれば寿命は短くなりますし、ジョグ用シューズの中には耐久性の高いシューズもあります。そのため、走行距離はあくまで目安としましょう。
購入してからの年数を目安に買い替える
ランニングシューズの劣化は、ランニング動作だけで起きるものではありません。日数が経過することでクッション材も経年劣化を伴います。そのため、仮に使用頻度が少なかったとしても、購入してから月日の経ったシューズは買い替えが必要です。
買い替えの目安は1年程度です。1年を過ぎたシューズはクッション材などが劣化してしまいます。場合によってはシューズに使われている接着剤が剥がれ、ソールが外れてしまうこともあります。
ただ、保管の仕方などによっても劣化速度は変わってきます。直射日光を避けて、風通しの良い場所で保管してあげましょう。
ソールの状態を見て買い替える
ランニングシューズの買い替えで最も確認しやすいポイントがアウトソールの摩耗具合です。ランニング動作によって、アウトソールはすり減ります。アウトソールがすり減ってくるとミッドソール素材が露わになることもあります。
走行距離が増えれば増えるほどシューズは摩耗するため、アウトソールに劣化が見られたら買い替えを検討してください。特に踵の外側や母指球あたりを定期的にチェックしましょう。
ランニングシューズを買い替えないと危険
ランニングシューズには寿命があるため、定期的に買い替える必要があります。もしも寿命の切れたランニングシューズを使用しているといくつものリスクが発生します。
思わぬトラブルに発展する場合もあるため、定期的なランニングシューズの買い替えが必要です。
定期的に買い替えないと危険!
怪我をする恐れがある
ランニングシューズを買い替える最大の目的は、ランニング障害の予防です。寿命の切れたランニングシューズを使用していると怪我をする恐れがあります。これは、クッション材の劣化により、ランニング時の衝撃を緩和できなくなるためです。
ランニング動作は、体重の何倍もの負荷がかかるため、ランニングシューズのクッション性はとても大切です。ランニング障害を予防する、クッション性の高いシューズについても解説しているので参考にしてください。
パフォーマンスが低下する
すり減ったランニングシューズはグリップ力、反発力が低下するため、パフォーマンスも低下します。特にマラソンなど長距離種目は、一歩ごとの積み重ねが大きなタイム差になるため、シューズの性能がタイムに大きく影響します。
せっかくトレーニングを重ねても、劣化したシューズでは思うようなパフォーマンスは発揮できません。トレーニングの成果を出すためにも、それを引き出せるシューズを使用しましょう。
ランニングシューズを長持ちさせる方法
ランニングシューズには寿命がありますが、いくつかのポイントを押さえることでシューズを長持ちさせられます。シューズの価格は高騰傾向にあるため、年間に何回も買い換えればお財布を圧迫してしまいます。
できるだけ出費を抑えてランニングを楽しむためにも、以下に紹介する長持ちさせる方法を実践してください。
どうすれば長持ちするの?
ランニングフォーム(設置方法)を見直す
ランニングシューズは地面との接地によってすり減ります。接地方法が悪いとシューズに余計な摩耗が発生します。さらに、パフォーマンスの低下にもつながります。
シューズを長持ちさせて、パフォーマンスも高めるためにもランニングフォームの改善がおすすめです。ランニングは自分の体に合ったフォームで走ることが大切ですが、見直すことで新たな発見があるかもしれません。
・ランニング接地時の設置方法について解説
・正しいランニングフォームについて解説
耐久性の高いランニングシューズを使用する
ランニングシューズの寿命はシューズによって異なります。一般的にレース用シューズは寿命が短くジョグ用シューズは寿命が長くなります。
ジョグ用シューズの中でも耐久性が高いシューズが発売されているため、普段のトレーニングで使用することで買い替え頻度を落とせるでしょう。ロングジョグにおすすめのシューズについても解説しているので参考にしてください。
トレーニングによってシューズを使い分ける
ランニングトレーニングはいくつかの種類があり、ペースや距離は様々です。トレーニングごとにシューズを履き替えることで、一足の負担を軽減できます。
スピードトレーニングやジョグで使用するシューズを使い分けて、シューズの劣化を防ぎましょう。トレーニングに適したシューズを使うことで、トレーニングのパフォーマンスも高まります。
まとめ
ランニングシューズには寿命があります。寿命の切れたシューズを使用していると、怪我のリスクもあるため絶対に避けてください。ランニングを楽しむためにも、シューズは定期的に買い替える必要があります。
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