adidasから新作の厚底シューズ「アディゼロ アディオス プロ エヴォ1」が発表されました。箱根駅伝2024で青山学院大学のランナーの多くが使用しており大きな注目を集めています。
そこで今回はアディゼロ アディオス プロ エヴォ1の特徴について、他シューズと比較しながら解説していきます。
・アディゼロ アディオス プロ エヴォ1ってどんなシューズ?
・前作との違いは?
・おすすめのマラソンシューズは?
・アディゼロ アディオス プロ エヴォ1の特徴
・アディゼロ アディオス プロ 3Mとの違い
・おすすめのマラソンシューズ
20年以上の競技歴で培った知識を基に解説します。
アディゼロ アディオス プロ エヴォ1ってどんなシューズ?
アディゼロ アディオス プロ エヴォ1とは?
定価:82,500円(税込)
重さ:138g(27 cm片足重量)
厚さ: 6 mm(ヒール:39 mm / 前足部:33 mm)
アディオス プロ エヴォ1は、adidasのフラッグシップモデルであるアディオス プロ 3Mのプロトタイプとして開発されました。いくつもの革新的技術を採用して作られた一足であり、性能はもちろんのこと、価格も高額です。
2023年に開催されたBMWベルリンマラソンでは、アディオス プロ エヴォ1を使用したティギスト・アセファが世界記録を樹立しています。2024年1月1,2日に開催された箱根駅伝では青山学院大学のランナーの多くも使用しており素晴らしい実績を残しています。アディオス プロ エヴォ1は価格に見合うだけのパフォーマンスを発揮することが証明されているシューズと言えます。
8万円超え!?
公式戦でも使用可能
アディオス プロ エヴォ 1は40mmの厚底規制とプレート枚数の制限内で作られているため、公式大会で使用可能です。アディオス プロ エヴォ1のヒール厚さは39mmと、規定値ギリギリまで厚みを持たせてあります。
公式大会では使用できない、adidasプライムX2ストラングについても解説しているので参考にしてください。
公式戦で使ってみたい!
アディゼロ アディオス プロ3Mとの違い
左:アディオス プロ3M、右:アディオス プロ エヴォ1
アディオス プロ エヴォ1はアディオス プロ3Mのプロトタイプです。実際にどこが変わったのかを詳しくみていきましょう。
どこが変わったの?
価格の違い
アディオス プロ3M:39,600円(税込)
アディオス プロ エヴォ1:82,500円(税込)
アディオス プロ3Mは4万円弱であったのに対し、アディオス プロ エヴォ1は8万円を超える価格設定です。アディオス プロ3Mの4万円でも十分高額なシューズであるにも関わらず、アディオス プロ エヴォ1はその2倍以上の価格です。簡単に手を出せる価格ではないシューズとなっています。
さらに、公式HPには「標準的なマラソン距離レース1回分(事前ウォームアップを含む)の着用を目安に設計されています。」と記載されています。つまり、8万円以上するシューズがたったレース1回分の耐久性しかないということです。
重さの違い
アディオス プロ3M:215 g(27 cm 片足重量)
アディオス プロ エヴォ1:138g(27 cm片足重量)
アディオス プロ エヴォ1は大幅に軽量化が成功しています。NIKEのヴェイパーフライ3が約187g (27cm 片方)であることからもわかる通り、アディオス プロ エヴォ1の軽量性は群を抜いています。
シューズの軽さはランナーにとって大きなメリットになるため、アディオス プロ エヴォ1は大きなアドバンテージをもたらしてくれるでしょう。
プレートの違い
左:アディオス プロ3M、右:アディオス プロ エヴォ1
アディオス プロ エヴォ1もアディオス プロ3Mと同様のENERGY RODS 2.0(フルレングス5本骨状カーボンバー)が採用されています。パーツごとに硬さが調整されているため、他社のフルレングスカーボンプレートよりも繊細な動きを実現します。
ミッドソールの違い
左:アディオス プロ3M、右:アディオス プロ エヴォ1
アディオス プロ3M:6.5 mm(ヒール:39.5 mm / 前足部:33 mm)
アディオス プロ エヴォ1:6 mm(ヒール:39 mm / 前足部:33 mm)
ソールの厚さについてはほとんど差はありません。しかし、アディオス プロ エヴォ1はLIGHTSTRIKE PROフォームの最新バージョンを使用しており、大幅な軽量化に成功しています。
ミッドソールの形状も改良が加えられており、前足部の回転軸をサポートする新形状が採用されています。
アウトソールの違い
左:アディオス プロ3M、右:アディオス プロ エヴォ1
アディオス プロ3Mで前足部先端に使われていたContinentalラバーを前足部全面に配置。高いグリップ力を発揮して、どのような天候でもパフォーマンスを引き出します。
アウトソールの改良によっても軽量化が成功しています。ミッドソールとアウトソールそれぞれの軽量化により大きな軽量化が実現しています。
おすすめのマラソンシューズ
アディオス プロ エヴォ1は高性能シューズですが、フルマラソン1回分の耐久性しかないことや、8万円以上する高額設定なことから、市民ランナーへのおすすめシューズとは言えません。
人生を賭けた大一番のレースに望むのであれば頼りたいシューズですが、趣味の範囲で走る分には他のシューズの使用をおすすめします。トレーニングシーンに合わせたadidasランニングシューズについても解説しています。
他のメーカーのシューズや、マラソンにおすすめのシューズについても解説しているので参考にしてください。
ロードレースにおすすめのシューズを紹介!
高いパフォーマンスを目指すためのマラソンシューズ
サブ3達成におすすめのシューズ
サブ4達成におすすめのシューズ
短いロードレースにおすすめのレース用シューズ
NIKEのおすすめランニングシューズ
adidasのおすすめランニングシューズ
PUMAのおすすめランニングシューズ
New Balanceのおすすめランニングシューズ
Onのおすすめランニングシューズ
HOKAのおすすめランニングシューズ
アシックスのおすすめランニングシューズ
ミズノのおすすめランニングシューズ
まとめ
アディオス プロ エヴォ1は確かな性能が裏付けされた高価格シューズです。しかし、8万円を超えるシューズは一般的には手を出しにくい価格です。
耐久性を考慮すると他社メーカーのシューズを選ばざるをえないと言えます。シューズ選びも楽しみながら、マラソンを楽しみましょう。
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