投資で得た利益が非課税になるNISAですが、クレジットカードを使うことで、さらにお得に投資ができる可能性があります。
そこで今回は、クレジットカード積立投資について、おすすめの組み合わせを紹介します。投資の利回りを少しでも高めたい方はぜひ参考にしてください。
・投資でポイントが貯まるって本当?
・どうすればポイントが貯まるの?
・ポイント還元が高いのはどの証券口座?
・投資でポイントが貯まる仕組み
・ポイント還元の高い証券会社
・NISAにおすすめの証券口座
生活に役立つお金の知識と、趣味のランニングについて解説しています。
初心者でも理解しやすいよう、専門用語はなるべく使わず、簡単に解説します。
投資でポイントも貯まるの?
つみたてNISAはクレジットカード決済ができる
つみたてNISAはクレジットカード決済にも対応しています。ただ、使えるクレジットカードは証券会社によって異なるため、どのカードでもいいわけではありません。また、ポイントの還元率も証券会社やカードによって異なるため、還元率の最大化を狙うためには吟味する必要があります。
クレジットカードのポイント還元率はおおよそ0.5%から1%であり、少ないようにも感じてしまいます。しかし、投資における1%は非常に大きな結果の違いを生み出します。
毎月3万円の積み立てを20年間行ったと仮定します。片方は5%の運用利回りのみで、もう片方はクレジットカード積み立てで1%のポイント還元を再投資したと仮定します。
左:5%利回りのみ 右:5%利回り+1%ポイント再投資
このように、同じことをしていてもクレジットカード決済するかどうかで150万円もの差が開くのです。同じ労力であればクレジットカードつみたてがおすすめと言えます。
クレカつみたてがお得だね!
新NISAもクレカ積み立て対応
2024年からNISAが新NISAとして生まれ変わります。これまでは、つみたてNISAと一般NISAが併用不可でしたが、今後は併用可能になります。そのため、今までは一般NISAのみでクレカ積立をしていなかった方も、今後はクレカ積立を検討できるようになります。
新NISAの改正概要についても詳しく解説しているので参考にしてください。
クレジットカードと証券口座の組み合わせランキング
クレカ積立に対応しているカードは、証券会社によって異なります。また、証券会社は国内だけでも数多く存在するため、どれが最もコストパフォーマンスが高いのか分かりづらくなっています。
今回は証券会社の使いやすさ、クレジットカードのメリットを総合的に判断して証券会社×クレジットカードの組み合わせをランキング形式で紹介します。
ここでは証券口座とクレジットカードの組み合わせを紹介していますが、各証券会社の特徴についても詳しく解説しているので参考にしてください。
1位 SBI証券×三井住友カード
2位 楽天証券×楽天カード
3位 マネックス証券×マネックスカード
上記の3つの組み合わせはどれも他社に負けない特徴があります。また、還元されるポイントにも違いがあるため、普段の生活スタイルに合わせて選ぶ必要があります。
この3つがおすすめ!
SBI証券×三井住友カード
カード名 | 還元率 |
三井住友カード(NL) | 0.5% |
三井住友カード ゴールド(NL) | 1.0% |
三井住友カード プラチナ | 2.0% |
三井住友カード プラチナプリファード | 5.0% |
SBI証券は投資信託の保有残高に応じてポイントが付与されるサービスがあり、クレカポイント還元と相乗効果を発揮します。ノーマルカードの還元率は0.5%ですが、ゴールドカードの還元率は1.0%と高い還元率を発揮します。
ゴールドカードは、年間100万円以上使うことで年間費が永年無料になり、ボーナスポイントも付与されます。支払いをクレジットカードにまとめることでお得にゴールドカードを保有できます。
家族カードを発行したり、コンビニ等の利用で還元率が上がるなど、使い勝手の良いカードです。普段からカード決済が多い方におすすめです。
楽天証券×楽天カード
カード名 | 還元率 |
楽天カード(ノーマル) | 0.5% |
楽天ゴールドカード | 0.75% |
楽天プレミアムカード | 1.0% |
楽天市場などの利用でポイントが貯まりやすいのが特徴。貯まったポイントで投資信託の購入ができます。楽天カードでクレカ積み立てを行うことで、楽天市場でのポイント還元率が上がります。(ポイント還元プログラムは都度変更あり)
また、他社同様に5万円のクレカ積立上限が設けられていますが、楽天キャッシュを経由することで、さらに5万円の枠が使えます。(実質10万円)普段から楽天経済圏を利用しており、毎月5万円以上クレカ積立をしたい方におすすめです。
マネックス証券×マネックスカード
カード名 | 還元率 |
マネックスカード | 1.1% |
マネックス証券とマネックスカードの組み合わせは、無料カードでは最もポイント還元率の高い組み合わせです。マネックスカードは初年度年会費無料で、2年目以降は年間一度でも使えば無料です。クレカ積立もカウントされるため、実質無料になります。
また、SBI証券と同様に、証券口座内で保有する投資信託の残高に応じてポイントが付与されるサービスもあります。投信残高に対するポイント還元と、クレカ積立による高いポイント還元で、効率の良い資産運用を目指したい方におすすめです。
クレカつみたてのメリット
クレカ積み立てには、いくつものメリットがあり、デメリットも存在します。それぞれをしっかりと理解して、自分に合っている投資方法であれば継続しましょう。
また、積立投資と相反する一括投資も存在します。それぞれのメリットとデメリットについても解説しているので参考にしてください。
専門知識を必要としない
クレカ積み立ての対象となる金融商品は投資信託です。投資信託とは、お金を投資のプロに預けて、自分の代わりに運用してもらう商品です。そのため、自分に投資の知識がなかったとしても再現性の高い結果が期待できます。
投資は専門用語が多かったり専門知識も必要になるため、それらをカバーしてくれるというのは大きなメリットです。
ただ、投資信託はいくつもの商品があるため、その中から信頼のできるものを選ばなくてはなりません。損をしないための投資信託の選び方についても解説しているので参考にしてください。
手間なく積立投資ができる
クレカ積み立ては一度設定してしまえば、解約しない限り投資が継続されます。そのため、気がついたら大きな金額が貯まっているものです。
普段、本業や家事等が忙しく、投資の勉強をする時間がない方でも手間なく続けられるのはメリットです。最初の設定は10分もあれば十分であるため、時間をかけずに安定したリターンを狙える投資方法です。
クレカつみたてのデメリット
クレカ積み立ては安定した資産を築く上で大きなメリットがありますが、デメリットも存在します。リターンとリスクは表裏一体のため、資産運用をするのであればデメリットであるリスクも受け入れなくてはなりません。
積立額の変更に時間がかかる
クレカ積み立ては、金額の変更をしたとしてもリアルタイムで反映されることはありません。少なくとも翌月の引き落としからの反映になります。そのため、急に収入が下がったり、他の引き落としがある場合に対応できないときがあります。
急な出費で資金不足にならないためにも、余裕資金で資産運用を行うように心がけましょう。
資金が拘束される
ライフイベントによって毎月の出費は変動します。資金に余裕がある月もあれば、そうでない月もあるでしょう。しかし、クレカ積み立ては問答無用で設定額が引き落とされます。資金に余裕がない月に積立額が引かれることで、さらに余裕がなくなる場合もあります。
資金不足にならないためにも、毎月の支出を調整する必要があります。
急な支出にも対応できるように家計管理を!
クレカ積み立てはこんな人におすすめ
クレカ積み立ては手軽に始められる投資方法であることから、初心者からベテランまで幅広くおすすめできる投資方法です。特に以下のような人にはおすすめの方法と言えます。
クレカ積み立てがおすすめの人
・投資の知識がない人
・本業が忙しく、なかなか時間を作れない人
・自分でお金を貯めるのが苦手な人
これらに当てはまる人は再現性が高く、強制的にお金が拘束されるクレカ積み立てが向いていると言えます。
まとめ
投資信託の購入時、クレジットカードを経由することでポイントが還元されます。使っている証券会社に合わせたクレジットカードを利用して効率よく資産運用を行いましょう。
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