老後に向けた資産形成のひとつとしてiDeCoが活用されています。ただ、投資の知識が何もなく、投資を始めることに抵抗がある方もいるでしょう。
そこで今回はiDeCoを使った定期預金について解説します。一般的な定期預金との違いや、メリット、デメリットを解説するのでぜひ参考にしてください。
・iDeCoって何?
・投資で損するのが怖い
・元本保証のある商品はある?
・iDeCoの仕組み
・元本保証方商品の概要
・iDeCoで元本保証方商品を買うメリット、デメリット
生活に役立つお金の知識と、趣味のランニングについて解説しています。
初心者でも理解しやすいよう、専門用語はなるべく使わず、簡単に解説します。
元本保証方商品はあるの?
iDeCoとは?
iDeCoも NISAと同様に運用益は非課税です。それに加えて、払った金額が所得控除として扱われるため、節税効果もあります。自営業や会社員などによって掛金の上限が設けられており、かけた金額が所得控除の対象となります。節税をしながら将来に向けて資産形成ができるお得な制度です。iDeCoのメリット、デメリットについても解説しているので参考にしてください。
iDeCoの特徴
・払った金額が全額所得控除
・運用益が非課税
・受け取り時も税制優遇あり
所得控除になる分NISAよりお得かも!
元本保証型商品も選べる
一般的にiDeCoは投資信託を積立投資するための制度です。投資信託は世界経済の発展に連動して、価値が上がる可能性がある一方で、世界情勢によっては価値が下がるリスクもあります。そのため、タイミングによっては損をすることもあります。そのため、投資に対して不安を感じる方も多いと思います。
しかし、iDeCoでは元本保証商品として定期預金を選ぶことも可能です。定期預金であれば元本が保証されているため、リーマンショックやコロナショックのような世界的に恐慌が起きたときでも価値が大きく下がることはありません。
SBI証券の元本補償型商品ラインナップ
商品名 | 金利(2023年8月末現在) |
あおぞらDC定期(1年) | 0.01% |
スルガ確定拠出年金スーパー定期1年 | 0.002% |
スミセイの積立年金(利率保証型) | 0.050% |
第一のつみたて年金保険(5年) | 0.112% |
ほとんど金利がつかない…
元本保証型商品のメリット
元本保証型商品のメリット
・元本割れリスクがない
・投資に対するストレスがない
iDeCoで元本補償型商品を選ぶことで、元本割れリスクの不安なく老後に向けた資産形成が可能です。原則60歳まで引き出すことはできないため、半強制的に資産を貯められます。金利も安定しているため、将来貯まる額の計算も容易であり、ライフプランに合わせて資産形成ができます。
将来貯まるお金がほぼ確実に計算できる!
元本保証型商品のデメリット
元本保証型商品のデメリット
・インフレリスクに弱い
・手数料負けする
元本補償型商品は価値が下がらない分、上がることもありません。そのため、物価上昇(インフレ)には弱い側面があります。現在の1万円で買えたものも、未来の1万円では買えない可能性もあります。また、iDeCoは掛け金を拠出する毎に円の手数料が発生します。元本補償型商品はほとんど金利もつかないため、手数料の分だけ損失が発生してしまい、手数料負けしてしまうのです。iDeCoにかかる手数料についても解説しているので参考にしてください。
また、元本補償型商品は価値が変わらないため、iDeCo最大の特徴のひとつである「売買益に対する非課税」の効果がありません。これらのことからiDeCoで投資をする場合は投資信託の積み立てがおすすめです。
iDeCoの強みがなくなっちゃう!
iDeCoは商品選びが重要
iDeCoは投資であるため、どの商品に投資をするかが非常に重要です。長期投資になればなるほど、商品選びの差が大きくなるため慎重に選びましょう。
使っている証券口座によっても、iDeCo対応かどうかは変わってきます。iDeCoにおすすめの商品を証券口座ごとに解説しているので参考にしてください。
iDeCoは商品選びが重要!
iDeCoにおすすめの証券口座
証券会社選びはネット証券が基本です。また、生活スタイルによっておすすめの証券会社は異なります。おすすめの証券会社についても解説しているので参考にしてください。
どの証券会社がおすすめ?
SBI証券
おすすめポイント
・業界最安クラスの手数料
・Tポイント、dポイントに対応
・保有額に合わせてポイント付与
投資初心者からプロまで幅広い層から支持されている証券口座です。国内外でもトップレベルのシェアを誇り、使いやすさにも定評があります。
株式や投資信託の売買には手数料がかかりますが、SBI証券は業界最安クラスの手数料水準です。手数料は積み重なることで多大なコストとなるため、できるだけ抑えるのが基本となります。
Tポイントやdポイントに対応しており、貯まったTポイントで商品を購入することもできます。普段TSUTAYAやウェルシアグループなどTポイントが貯まる環境にある方におすすめです。
また、投資信託の保有額に応じてポイントが付与されるのもおすすめポイントのひとつです。投資信託を購入して放置しておくだけで、投資信託の利益とは別にポイントを受け取れます。
楽天証券
おすすめポイント
・楽天経済圏の還元率アップ
・貯めた楽天ポイントで投資ができる
楽天経済圏を中心に多くのユーザーを囲い込んでる楽天グループ。楽天証券を使用して株式等の購入を行うことで、楽天市場でのポイント還元率がアップします。
また、貯まった楽天ポイントで投資信託が購入できるのもポイントです。楽天市場での買い物や、楽天カードの利用に応じて、多くのポイントを獲得できるため、それらを無駄な買い物に使うのではなく、効率よく資産運用に回せます。
自己資金を投資に回すのが怖い初心者の方でも、貯まった楽天ポイントを使って投資ができるため、金銭的な損失のリスクを抑えた投資が可能です。
まとめ
一般的にはiDeCoでは投資信託の積み立てを行いますが、元本補償型商品の積み立ても可能です。しかし、メリットよりもデメリットが大きいため、投資信託の積み立てがおすすめです。iDeCoの利点を最大限に活かし、効率の良い資産運用を行いましょう。
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