コンビニやドラッグストアのレジにある支払い方法一覧に、数多くのアイコンが掲載されているのを見たことがあると思います。それらは全て電子マネーであり、現金を使わずに決済が可能です。
ただ、電子マネーは種類が多く、どれを使えばいいのか分かりづらい現状です。そこで今回は電子マネーの種類や特徴、おすすめの電子マネーについて解説します。
・電子マネーって何?
・電子マネーの違いは何?
・おすすめの電子マネーは?
・電子マネーとは
・電子マネーの種類と特徴
・おすすめの電子マネー
生活に役立つお金の知識と、趣味のランニングについて解説しています。
初心者でも理解しやすいよう、専門用語はなるべく使わず、簡単に解説します。
種類が多すぎて訳わからない…
電子マネーとは?
電子マネーとは、スマホやカードで決済できるサービスです。現金を使わずに決済できるため、小銭を持ち歩くことや、レジで手間を取る必要もありません。また、電子マネーによってポイントが還元されるものもあるため、単に現金で買い物をするよりも便利でお得に決済ができるのです。
さらに、決済の履歴を追えるため、何にどれくらい使ったのかを一目で確認でき、家計管理にも役立ちます。これらの利便性から電子マネーを使う方が爆発的に増加しており、海外では現金よりも電子マネーが主流の国も多く存在します。
電子マネーは数多く存在しますが、大きく分けて4つに分類できます。それぞれの特徴を見ていきましょう。
小銭を持ち歩かなくていいのは便利!
交通系電子マネー
代表的な交通系電子マネー
Suica,PASMO,manaca,ICOCA,…など
交通系電子マネーは、最も多く流通している電子マネーのひとつです。事前にチャージをして使う電子マネーであり、カードタイプやスマホのアプリタイプがあります。コンビニやファーストフードなど電子マネーが使える店舗のほとんどで使用可能です。
SuicaやPASMOはみんな持ってる!
流通系電子マネー
代表的な流通系電子マネー
楽天Edy,nanaco,WAON,…など
流通系電子マネーは会社が発行している電子マネーを指します。交通系電子マネーと使い方などは大きく変わりません。発行元の違い程度の認識で問題ないでしょう。ただ、流通系電子マネーは使える店舗が限られている場合があります。会社が独自に発行している電子マネーもあるため、使える店舗と使えない店舗があるのがデメリットとも言えます。
種類が多い原因はこれ!
クレジット系電子マネー
代表的なクレジット系電子マネー
iD,QUICPay
クレジットと連携している電子マネーで、利用額はクレジットカードの請求にまとめられます。使っているクレジットカードによってiDかQUICPayに分類されます。
iDに分類される代表的なクレジットカード
三井住友カード,dカード,イオン銀行,…など
QUICPayに分類される代表的なクレジットカード
楽天カード,JCBカード,ビューカード,…など
スマホにクレジットカードを登録しておくことで、スマホをかざすだけで決済が可能です。交通系電子マネーと同様に多くの店舗で利用でき、チャージの手間もないため、ストレスなく使用できます。
簡単で使いやすい!
バーコード系電子マネー
代表的なバーコード系電子マネー
PayPay,LINE Pay,d払い,楽天ペイ,auペイ,…など
スマホに表示したQRコードやバーコードを読み取ってもらうことで決済できるサービスです。個人店舗でも導入しやすいサービスのため、スマホをかざす装置が置いていない店舗でも、使用できる場合があります。特にPayPayは個人の飲食店などでも利用でき、普段現金を持ち歩かずに、クレジットカード決済にも対応していなかった店舗でも使える可能性があります。
PayPayが使える店舗が増えてる!
電子マネーの支払い方法
電子マネーは種類に応じて支払い方法に違いがあります。スマホやカードをかざすだけで決済できる点はどれも同じですが、支払い方法を認識していないと料金未払いに陥ってしまう可能性もあるため注意しましょう。
電子マネーによって支払い方法が違う!
プリペイド方式(前払い)
プリペイド方式は、交通系電子マネーに代表される支払い方式です。事前にチャージ(入金)をしておき、その範囲内で決済が可能です。上限が決められているため使いすぎないメリットはありますが、チャージを忘れていたために決済ができなかったり、会計時に手間取るデメリットが挙げられます。
ポストペイ方式(後払い)
ポストペイ方式はクレジット系電子マネーに代表される支払い方式です。利用額は翌月のクレジットカードの請求としてまとめられます。チャージの必要がなくストレスフリーで決済ができるメリットがありますが、使いすぎてしまうデメリットが挙げられます。
デビット方式(即時払い)
あらかじめ電子マネーと銀行口座を連携してさせておくことで、利用額が銀行口座から即時引き落としされる支払い方式です。デビット方式を採用している電子マネーは少なくなってきており、プリペイド方式やポストペイ方式が主流と言えます。
代表的な電子マネー
電子マネーには交通系、流通系、クレジット系などそれぞれにいくつもの種類があります。2023年9月現在、コンビニで使える電子マネーは、交通系が9種類、流通系が2種類、クレジット系が2種類、バーコード系が13種類となっています。
こんなにたくさんあるんだ…
おすすめの電子マネー
電子マネーは数多く存在し、それぞれ使える店舗や特徴が異なります。利用額に応じて還元されるポイントにも違いがあるため、お得に決済するためにはポイント還元率の高い電子マネーを使うことがおすすめです。
また、お住まいの地域によっても使われている電子マネーに差があるため、還元率や普段利用する店舗のバランスを考えながら、自分に合った電子マネーを選びましょう。
どの電子マネーがいいんだろう?
PayPay
PayPayは若年層を中心に多くのユーザーを抱える決済サービスです。バーコード系の電子マネーで、独自発行のPayPayカードと連携させることで後払いに対応しています。
基本的な還元率は0.5%ですが、PayPayステップと呼ばれる条件クリアやPayPayカードとの連携により、2.5%還元になります。
また、電話番号や連絡先から送金もできるため、決済の割り勘やお金の貸し借りなども手軽に行えます。使える店舗も拡大しているため、手軽に電子マネーを使いたい方におすすめです。
楽天ペイ
楽天ペイは楽天経済圏を利用するユーザーを囲い込んでいます。バーコード系の電子マネーで、支払い方法はデビット方式です。基本還元率は1%ですが、楽天カードからチャージをすることで合計1.5%還元になります。
楽天ペイを利用した投資商品の購入は、楽天SPUの対象にもなっているため、楽天経済圏を使っているユーザーにとっては切り離せない存在です。普段から陸店のサービスを利用している方におすすめの電子マネーです。
トヨタウォレット
トヨタウォレットは自動車メーカーのトヨタが提供している決済サービスです。iDに対応したクレジットタイプの電子マネーで、決済方法はプリペイド方式です。
最大の特徴はポイントの三重取りができることです。「Kyash」という他の決済サービスと併用することでポイントの三重取りが可能です。
クレジットカード→Kyashにチャージ→Kyashからトヨタウォレットにチャージ
クレジットカード利用分のポイント、Kyash利用分のポイント(0.2%)、トヨタウォレット利用分のポイント(1.0%)が受け取れます。
まとめ
電子マネーは数多く存在するため、どれを使っていいのか分かりづらい現状です。使える店舗や還元率は電子マネーによって異なるため、ライフスタイルに合わせて使いやすいものを利用していきましょう。
コメント