NISAを始めたいけど、何を買えばいいのかわからない。という方は多くいます。実際、投資に正解はなく、何を買ったとしてもリスクはゼロではありません。
ただ、リスクを最小限に抑えるためにも商品選定は非常に大切です。そこで今回は、NISAでおすすめの商品について解説します。
・NISAって何?
・NISAで何を買えばいいの?
・リスクを最小限に抑えたい
・新NISAの主な概要
・NISAでおすすめの商品
生活に役立つお金の知識と、趣味のランニングについて解説しています。
初心者でも理解しやすいよう、専門用語はなるべく使わず、簡単に解説します。
何を買えばいいんだろう?
NISAとは?
NISAとは投資における非課税枠を指しています。通常、投資で得た利益には20%の税金がかかりますが、NISAを使うことで税金が免除される仕組みです。
また、現行(2023年)の制度では「一般NISA」と「つみたてNISA」に分かれており、どちらかを選択する必要があります。どちらにもメリット、デメリットはありますが、初心者の方には、ほったらかしで投資できる「つみたてNISA」がおすすめです。
まだNISA口座を解説していない方は、まずは口座開設を行いましょう。NISA口座の開設方法についても解説しているので参考にしてください。
一般NISAは自分で商品を選ぶ
つみたてNISAは投資対象が投資信託に限られているのに対し、一般NISAは投資対象を投資信託、国内外株式の中から自分で選ばなくてはなりせん。
投資信託だけでも商品数が多いのにもかかわらず、株式を含めればその数は膨大です。適当に買ってしまっては損をすること間違いないでしょう。
自分で選べる自信がない…
新NISAとは?
2024年からNISA制度が改正されます。変更点は以下のとおりです。改正のポイントは主に2つあります。
改正のポイント
・投資限度額が大幅に大きくなった
・積立投資と成長投資が併用できるようになった
これまでのNISAに比べて、新NISAは優遇措置が拡大されているため、投資環境はより良いものになります。新NISAの変更点について詳しく解説しているので参考にしてください。
NISAが新しくなるのか!
成長投資枠は自分で商品を選ぶ
新NISAの成長投資枠については、これまでの一般NISAと同様に、投資商品を自分で選ばなくてはなりません。投資信託だけでなく、国内外株式の中から自分に合った商品を選びましょう。
積立投資で購入している投資信託を、成長投資枠でも買い増すのもおすすめです。同じものを買うことで、分かりやすくまとめることができます。
おすすめの銘柄を紹介
ここでは成長投資枠での買い付けにおすすめの銘柄を商品ごとに紹介します。ただ、あくまで一例であり、これらを購入したからといって損をしないということではありません。
また、成長投資の場合は、積立投資と異なり、購入するタイミングも大切になります。購入タイミングについても自身の判断となりますので慎重に行いましょう。
積立投資よりも難しい!
投資信託
投資信託の場合は積立投資で購入しているものと基本的には同じです。インデックスファンドを定期的に買い増しして資産形成に繋げましょう。
積立投資でS&P500に投資しているのであれば、成長投資では全世界株式など、おすすめのインデックスファンドの中で商品を変えるのもおすすめです。
信託報酬 | 純資産(百万円) | 投資対象 | |
eMAXIS Slim 全世界株式 (オールカントリー) | 0.1133%以内 | 1,268,924 | 全世界株式 |
SBI・V・全米株式インデックス・ファンド | 0.0938%程度 | 168,479 | 全米株式 |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 0.162% | 1,011,862 | 全米株式 |
eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) | 0.09372%以内 | 2,348,187 | S&P500 |
eMAXIS Slim バランス (8資産均等型) | 0.143%以内 | 208,000 | (注) |
(注)国内株式,国際株式,国内債券,国際債券,国内REAT,国際REAT,その他にバランスよく分配
投資信託の選び方についても詳しく解説しているので参考にしてください。
国内株式
国内上場企業数は約3,800社もあるため、その中から確実に利益が出る銘柄を特定するのは不可能と言えます。そのため、業種ごとに企業を絞り、全体で見てプラスになることが大切です。
国内上場企業は全33主の業種に分類されます。それぞれの業種上位の企業から数社ずつ厳選購入して、全体のバランスを取る方法もおすすめです。
水産・農林業 | 鉄鋼 | 空運業 |
鉱業 | 非鉄金属 | 倉庫・運輸関連業 |
建設業 | 金属製品 | 情報・通信業 |
食料品 | 機械 | 卸売業 |
繊維製品 | 電気機器 | 小売業 |
パルプ・紙 | 輸送用機器 | 銀行業 |
化学 | 精密機器 | 証券・商品先物取引業 |
医薬品 | その他製品 | 保険業 |
石油・石炭製品 | 電気・ガス業 | その他金融業 |
ゴム製品 | 陸運業 | 不動産業 |
ガラス・土石製品 | 海運業 | サービス業 |
海外ETF
海外ETFを購入することで、資産をドル資産として持つことができます。歴史的な円安の影響で、日本円の価値が低下する現代において、通貨を分散されることの重要性が高まっています。
海外ETFを保有していれば、配当金もドルで受け取れるため、安定した資産形成に近づきます。
銘柄 | 1口あたりの価格 2023/7/22日現在(ドル) | 投資対象 | 時価評価額 (百万米ドル) | 分配利回り | 経費率 |
SPYD | 38.49 | S&P500高配当株式 | 6,516.71 | 4.63% | 0.07% |
HDV | 103.65 | 米国高配当株 | 10,486.76 | 4.09% | 0.08% |
VYM | 109.57 | 米国高配当株 | 48,745.45 | 3.08% | 0.06% |
まとめ
成長投資枠は積立投資とは異なり、膨大な投資対象の中から選ばなくてはなりません。また、投資方法も多岐にわたるため自分に合った方法を見つける必要もあります。
新NISAでは、つみたて部分よりも成長投資枠の方が大きいため、それを活用するためにもしっかりとした知識を身につけましょう。
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