この記事で解決すること
・初心者が膝を痛めやすい本当の理由がわかる
・やってはいけないシューズ選びの失敗が理解できる
・膝を守るために最優先すべきポイントが明確になる
ランニングを始めて数週間。
最初は楽しかったのに、急に膝が痛くなった――。
これは初心者ランナーに非常に多いトラブルです。
「フォームが悪いのかな?」
「筋力が足りないのかな?」
もちろんそれも一因ですが、実はもっと根本的な原因があるケースが少なくありません。
本記事では、初心者ランナーが膝を痛めやすい理由を徹底解説します。そして最終的に、膝を守るために本当に重要な「シューズ選び」へとつなげていきます。
膝が痛くなるメカニズムをより詳しく知りたい方は、「ランニングで膝が痛くなる原因とは?今すぐ見直すべき5つの習慣」もあわせて読むことで理解が深まります。
また、膝を痛めやすい方向けの具体的なおすすめモデルは別記事で詳しく紹介していますので、シューズ選びで迷っている方は必ず確認してください。
それではまず、初心者が膝を痛めやすい理由から見ていきましょう。
なぜ初心者ほど膝を痛めやすいのか

筋力とフォームがまだ安定していない
初心者ランナーの多くは、体がまだ「走ること」に慣れていません。
ランニングは単純な動作に見えますが、実際には
・体幹
・股関節
・大腿部
・ふくらはぎ
といった多くの筋肉が連動しています。
しかし、走り始めたばかりの段階では、
・体幹が弱い
・股関節がうまく使えていない
・着地が安定していない
という状態がほとんどです。
その結果、衝撃がうまく分散されず、膝に集中します。
本来であれば、
・足首
・膝
・股関節
が連動して衝撃を逃がします。しかし筋力不足やフォームの未熟さがあると、このバランスが崩れます。
特に次のようなフォームは要注意です。
・かかとから強く叩きつける
・歩幅を無理に広げる
・上半身が後ろに反る
これらは膝へのブレーキ動作を強め、痛みの原因になります。
フォームの詳細や着地衝撃のメカニズムについては、「ランニングで膝が痛くなる原因とは?今すぐ見直すべき5つの習慣」で詳しく解説しています。
ただし、ここで重要なのは「初心者だから仕方ない」と諦めないことです。
フォームが未熟でも、膝への衝撃を減らす方法はあります。
その1つが、シューズ選びです。
走る距離を急に増やしてしまう
初心者にありがちな失敗が「急激な距離増加」です。
最初は3kmだったのに、
・今日は5km走れた
・次は10km挑戦しよう
・大会に出るために距離を伸ばそう
と、急激に距離を増やしてしまいます。
しかし、体の適応には時間が必要です。
一般的に推奨されるのは「10%ルール」です。
・前週の走行距離から10%以上増やさない
例えば、先週が15kmなら、今週は最大でも16.5km程度に抑えるのが安全です。
距離を急に増やすと、
・炎症が起こる
・回復が追いつかない
・慢性的な痛みに変わる
という流れに入りやすくなります。
特にクッション性が不足したシューズを履いている場合、距離増加と衝撃蓄積が同時に進行します。
シューズの寿命や劣化については、「ランニングシューズの寿命は何キロ?膝を守る買い替え目安」で詳しく解説しています。
初心者は「距離を伸ばすこと」が成長だと思いがちですが、本当に大切なのは「継続できること」です。
シューズを見た目で選んでしまう
初心者が最もやりがちな失敗が「見た目優先のシューズ選び」です。
店頭やネットで、
・デザインがかっこいい
・人気ランキング上位
・有名選手が履いている
といった理由で選んでしまうことがあります。
しかし、ランニングシューズはファッションアイテムではなく「膝を守る装備」です。
特に初心者は、
・軽量モデル
・レース用モデル
・薄底タイプ
を選びやすい傾向があります。
軽い=良いというイメージがありますが、軽量モデルはクッションが薄いことも多く、衝撃吸収力が不足している場合があります。
また、厚底モデルも万能ではありません。安定性が不足すると逆に膝へ負担がかかることがあります。詳しくは「厚底ランニングシューズは膝に優しい?メリットと注意点」で解説しています。
初心者が重視すべきは次の3点です。
・十分なクッション性
・横ブレを抑える安定性
・自分の体重や走力との相性
膝を痛めやすい方向けに厳選したモデルをまとめた記事では、初心者でも選びやすい具体的な基準を解説しています。迷ったら必ず参考にしてください。
初心者がやりがちな間違ったシューズ選び
ここからは、より具体的に「初心者がやりがちな失敗」を解説します。
フォームや距離管理も重要ですが、膝を守るうえで最も即効性があるのはシューズの見直しです。
軽さだけで選ぶ
「軽いほうが速く走れそう」
これは初心者がよく抱くイメージです。
確かに軽量モデルは足運びが楽に感じます。しかし軽さを優先すると、次のような問題が起きやすくなります。
・クッションが薄い
・安定性が低い
・長距離で衝撃が蓄積しやすい
特に体重がある程度ある方は、軽量モデルでは衝撃吸収が足りません。体重別の考え方については「体重が重いランナーは膝を痛めやすい?失敗しない靴選び」で詳しく解説しています。
初心者がまず優先すべきなのは「守ること」です。
スピードはその後で十分です。
レース用シューズを普段履きにする
レース用シューズは、あくまで本番用です。
特徴としては、
・軽量設計
・高反発
・クッションが薄いモデルもある
といった傾向があります。
トップ選手が履いているモデルは魅力的ですが、それは
・高い走力
・強い筋力
・安定したフォーム
が前提です。
初心者が日常練習で使用すると、
・衝撃が直接膝に伝わる
・フォームが安定しない
・疲労が蓄積する
というリスクが高まります。
練習用とレース用は分けるのが基本です。
膝を守るための具体的な練習向けモデルについては、膝を痛めやすい方向けの記事で詳しく紹介しています。
サイズを普段靴と同じにする
サイズ選びも大きな落とし穴です。
ランニング中は足がむくみます。
そのため、普段履いているスニーカーと同じサイズでは小さすぎることがあります。
適切なサイズ選びのポイントは次の通りです。
・つま先に1cm程度の余裕
・横幅が圧迫されない
・かかとがしっかり固定される
サイズが合わないと、
・着地が不安定になる
・足がシューズ内でズレる
・膝がねじれる
といった問題が起きます。
オーバープロネーション傾向がある方は、サイズと安定性の両方を見直す必要があります。詳しくは「オーバープロネーションが膝痛の原因?正しい対策法」で確認してください。
サイズ選びは面倒でも妥協しないこと。
それだけで膝への負担は大きく変わります。
サイズを普段靴と同じにする(続き)
サイズ選びで失敗すると、膝だけでなく足そのものを痛める原因にもなります。
特に初心者に多いのが、
・つま先が当たっているのに我慢する
・横幅がきついのに「そのうち伸びる」と思う
・ネット購入で試着せずに決める
といったケースです。
ランニングでは着地のたびに足が前方へスライドします。
サイズが小さいと、
・指が圧迫される
・足が自然な動きをできない
・着地が不安定になる
という連鎖が起きます。
また、サイズが大きすぎる場合も問題です。
・足がシューズ内で動く
・着地時にブレる
・膝が内側や外側にねじれる
結果として、膝痛へつながります。
初心者がサイズ選びで意識すべきポイントは次の通りです。
・夕方に試着する
・ランニング用ソックスで確認する
・必ず両足を履いて歩いてみる
サイズは「感覚」ではなく「走る前提」で選びましょう。
膝を守るための正しいシューズ選びの基本

ここまでで、初心者がやりがちな失敗を解説しました。
では、どう選べば良いのでしょうか。
ここからは、膝を守るための具体的な基準を解説します。
クッション性を最優先にする
初心者が最も重視すべきなのは「クッション性」です。
ランニングでは、着地のたびに体重の3〜5倍の衝撃が膝へ伝わります。
この衝撃を物理的に減らせるのは、シューズだけです。
クッション性が高いシューズのメリットは次の通りです。
・衝撃吸収力が高い
・疲労の蓄積を抑える
・長距離でも膝が守られやすい
ただし注意点もあります。
・柔らかすぎると不安定になる
・厚底でも安定性が不足する場合がある
厚底モデルについては、「厚底ランニングシューズは膝に優しい?メリットと注意点」で詳しく解説しています。
初心者はまず、
・高クッションモデル
・長距離向け設計
・トレーニング用カテゴリー
から選ぶのが安全です。
膝を痛めやすい方向けに、クッション性と安定性を重視した具体的モデルをまとめた記事もあります。迷ったら必ず参考にしてください。
安定性のあるモデルを選ぶ
クッション性と同じくらい重要なのが「安定性」です。
着地時にシューズが左右へブレると、膝はねじれます。
特に次のような人は安定性を重視すべきです。
・初心者
・体幹が弱い
・オーバープロネーション傾向がある
安定性が高いシューズの特徴は、
・ミッドソールが広め
・かかと周りがしっかりしている
・横ブレを抑える設計がある
といった点です。
安定性が低いと、どれだけクッションがあっても膝への負担は減りません。
オーバープロネーション対策については「オーバープロネーションが膝痛の原因?正しい対策法」で詳しく解説しています。
初心者は「軽さ」よりも「安定感」を優先してください。
つま先に余裕を持たせる
意外と軽視されがちなのが「前足部の余裕」です。
ランニング中、足はむくみます。
そのため、
・つま先に約1cmの余裕
・指が自由に動く
・横幅に圧迫がない
この条件が重要です。
余裕がないと、
・指がうまく使えない
・蹴り出しが不自然になる
・着地衝撃が分散されない
という問題が起きます。
特に初心者は、指を使った着地や蹴り出しがまだ未熟です。そのため、シューズ側で余裕を持たせることが大切です。
サイズ選びの詳細は前述の通りですが、妥協しないことが膝を守る第一歩です。
初心者におすすめの練習スタイル

シューズ選びと同時に見直すべきなのが「練習スタイル」です。
正しいシューズを履いても、無理な練習をすれば膝は痛みます。
ここでは初心者が実践すべき具体策を解説します。
週2〜3回から始める
初心者は走る頻度を抑えることが重要です。
理想は、
・週2回からスタート
・慣れたら週3回
・連続で走らない
というペースです。
毎日走ると、回復が追いつきません。
膝の内部では、
・微細な炎症
・筋繊維の損傷
・関節へのストレス
が起きています。
休養日は回復のために必要不可欠です。
特に走り始めの3ヶ月は「回復優先」が基本です。
ゆっくり長く走ることを意識する
初心者がやりがちな失敗は「速く走ろうとすること」です。
しかし膝を守るためには、
・会話できるペース
・息が上がらない強度
・フォームが崩れない速度
を意識してください。
ペースが速くなると、
・着地衝撃が増える
・フォームが乱れる
・疲労が急増する
というリスクが高まります。
まずは距離よりも「楽に走れる時間」を伸ばすことが大切です。
痛みが出たら無理をしない
最後に最も重要なこと。
「違和感が出たら止める」
これを徹底してください。
・違和感を感じたら距離を減らす
・2〜3日休む
・シューズを見直す
この対応で慢性化を防げます。
サポーターで我慢するのは根本解決ではありません。サポーターの役割については「膝サポーターは本当に効果ある?シューズとの違いを徹底解説」で解説しています。
また、痛みが出た場合はシューズの劣化も疑いましょう。「ランニングシューズの寿命は何キロ?膝を守る買い替え目安」も確認してください。
そして最終的には、膝を守る設計のシューズを選ぶことが最も重要です。
膝を痛めやすい方向けに厳選したモデルをまとめた記事では、初心者でも選びやすい具体的な基準を詳しく解説しています。
ランニングを長く続けるために大切なこと

ここまでで、初心者が膝を痛めやすい理由と、正しいシューズ選びの基本、そして安全な練習スタイルについて解説してきました。
最後にお伝えしたいのは、「長く続けるための考え方」です。
ランニングは短期間で成果を求める競技ではありません。
膝を守りながら継続できる人が、最終的に強くなります。
最初のシューズ選びが9割
少し極端に聞こえるかもしれませんが、初心者にとってシューズ選びはそれほど重要です。
なぜなら、
・フォームが未完成
・筋力が十分でない
・身体がまだ適応していない
という状態だからです。
この段階でクッション性や安定性が不足したシューズを選ぶと、膝への衝撃がダイレクトに蓄積します。
逆に、
・高いクッション性
・横ブレを抑える安定性
・初心者向け設計
を満たしたモデルを選べば、膝への負担は大きく軽減できます。
初心者は「軽さ」や「デザイン」ではなく、「守る性能」を最優先にしてください。
具体的にどのモデルが適しているのかは、膝を痛めやすい方向けに厳選したシューズをまとめた記事で詳しく解説しています。
迷ったまま適当に選ぶよりも、一度基準を理解してから選ぶほうが、結果的に遠回りを防げます。
痛みを我慢しないことが上達の近道
初心者に多いのが「少し痛いけど走れるから大丈夫」という判断です。
しかし、膝痛は積み重なります。
・違和感を無視する
・距離を減らさない
・シューズを見直さない
こうした行動は、慢性化の原因になります。
痛みが出たら、
・まず休む
・距離を減らす
・フォームを確認する
・シューズの状態を見直す
この流れを徹底してください。
サポーターを使う方法もありますが、それはあくまで補助です。詳しくは「膝サポーターは本当に効果ある?シューズとの違いを徹底解説」で解説しています。
本当に大切なのは「原因にアプローチすること」です。
痛みを我慢しない人のほうが、結果的に長く走れます。
正しい道具選びが未来の自分を守る
ランニングはシンプルなスポーツですが、道具の影響は非常に大きいです。
特にシューズは、
・衝撃吸収
・安定性
・疲労軽減
という3つの役割を担っています。
初心者は筋力やフォームでカバーできない部分が多いため、シューズの性能がそのまま膝への負担に直結します。
また、体重がある方は衝撃がさらに大きくなります。該当する方は「体重が重いランナーは膝を痛めやすい?失敗しない靴選び」も確認してください。
着地の傾向が気になる方は「オーバープロネーションが膝痛の原因?正しい対策法」も役立ちます。
厚底の選び方を間違えると逆効果になることもあるため、「厚底ランニングシューズは膝に優しい?メリットと注意点」もあわせて読むことをおすすめします。
そして最終的に、膝を守る設計の具体的なモデルを知ることが重要です。
膝を痛めやすい方向けに、
・クッション性
・安定性
・耐久性
を基準に厳選したモデルを詳しく解説している記事では、初心者でも失敗しにくい選び方を具体的に紹介しています。
迷ったら、まずはそこから確認してください。
まとめ
初心者ランナーが膝を痛めやすい理由は、
・筋力とフォームの未熟さ
・距離の急増
・間違ったシューズ選び
にあります。
しかし、これは防げます。
特に重要なのは「シューズ選び」です。
軽さやデザインではなく、
・クッション性
・安定性
・自分のレベルとの相性
を基準に選ぶこと。
これだけで、膝への負担は大きく変わります。
膝を守りながらランニングを続けたい方は、膝を痛めやすい方向けに厳選したシューズ紹介記事を必ずチェックしてください。
最初の一足が、あなたのランニング人生を左右します。
焦らず、守りながら、長く走りましょう。



コメント