筋力トレーニングのアイテムのひとつとしてアンクルウェイトがあります。アンクルウェイトを使ったランニングトレーニングは意味があるのでしょうか?
そこで今回はアンクルウェイトを使ったトレーニングの効果とメリット、デメリットについて解説します。
・重りをつけて走ると速くなる?
・アンクルウェイトを使ったトレーニングは意味ある?
・走力を向上させたい
・ウェイトを使ったトレーニングのメリットとデメリット
・アンクルウェイトを使う際の注意点
・おすすめのトレーニング方法
20年以上の競技歴で培った知識を基に解説します。
重りをつけて走れば走力は向上する?
アンクルウェイトを使ったランニングトレーニングがある
筋力トレーニングアイテムであるアンクルウェイトですが、ランニングトレーニングに用いられることもあります。足首に装着してランニングをするというシンプルなトレーニングです。
一見地味なトレーニングですが、想像以上にハードなトレーニングです。たった1kgの重りであっても大きな負荷を感じます。昔から行われているアンクルウェイトを用いたランニングトレーニングですが、いったいどのような効果があるのでしょうか?メリットとデメリットを見ていきましょう。
アンクルウエイトは売ってる!
重りをつけて走るメリット
アンクルウェイトを用いたランニングトレーニングでは、普段のランニングトレーニングとは異なるトレーニング効果を期待できます。つまり、アンクルウェイトを用いたランニングトレーニングにはしっかりとしたメリットがあるのです。
どんなメリットがあるの?
筋力が鍛えられる
アンクルウェイトを使うことで本来よりも大きな力を使う必要があるため筋力の強化が期待できます。ランニングシューズはどれも軽量設計であり、パフォーマンスを発揮するためには必要な要素ですが、筋力の強化は期待できません。
そこでアンクルウェイトを用いて物理的に負荷をかけることで普段のランニングで筋力が鍛えられるようになります。筋力を鍛えることで一歩ごとの出力も高まるためスピードアップにつながります。
心肺を鍛えられる
アンクルウェイトを使うことでより多くのエネルギーが必要になるため心肺機能の強化につながります。ランニング動作で体を前へ進めるためにはエネルギーが必要であり、そのためには心肺機能が求められます。
アンクルウェイトにより体重を重くして心肺に大きな負荷をかけることで、普段のトレーニングよりも高いトレーニング効果が期待できます。
ダイエット効果が高まる
ランニングにおけるダイエット効果は体重と走行距離に比例します。つまり、アンクルウェイトを用いて体重を増やせばランニング距離に対するダイエット効果を高めることが可能です。
同じ距離を走るにしても体重が重い方がより多くのエネルギーを消費できるため、ランニング時間のコストパフォーマンスを高めることが可能です。ランニングのダイエット効果についても詳しく解説しているので参考にしてください。
重りをつけて走るデメリット
アンクルウェイトを使ったランニングトレーニングにはメリットがありますが、同時にデメリットも存在します。デメリットを意識せずにアンクルウェイトを使ったトレーニングを繰り返していると思わぬリスクに直面する可能性もあるため、デメリットもしっかりと確認しておきましょう。
デメリットもあるのか!
ランニングフォームが崩れる
アンクルウェイトをつけて走ることでランニングフォームが崩れる可能性があります。重りによる遠心力が働いて本来とは異なる足の動きになってしまうのです。
下半身のふらつきによって上半身もブレが生じるため、体全体のランニングフォームが崩れてしまいます。ランニングフォームの崩れはパフォーマンスに直結するため注意が必要です。正しいランニングフォームについても解説しているので参考にしてください。
余計な筋肉が鍛えられる
アンクルウェイトを使ってランニングをすることで、本来ランニングで必要としない筋肉までも鍛えられてしまう可能性があります。ランニングパフォーマンスを高めるためには、不要な筋肉は落とさなくてはならないため、アンクルウェイトによる不要な筋肉の強化はデメリットにつながります。
アンクルウェイトを使用する際の注意点
アンクルウェイトを使ったランニングトレーニングは、正しいトレーニング方法を実践すれば高いトレーニング効果が期待できます。しかし、注意点を守らずに行うと怪我をする恐れもあるため危険です。最低限、以下に解説する注意点は守りましょう。
アンクルウエイトの使い方に要注意!
重すぎるウェイトは避ける
重すぎるアンクルウェイトを使うことに注意しましょう。重すぎるウェイトはランニングフォームのブレにつながります。片方0.5kg〜1kg程度のアンクルウェイトの使用がおすすめです。
ランニングフォームを意識する
アンクルウェイトを使ってランニングをしているときでもランニングフォームを意識して走りましょう。ジョギングのようなペースであったとしても、ペースを上げているときに近いフォームで走ることが大切です。
重りをつけていても普段と同じフォームでトレーニングすることで、お守りを外したときに高いパフォーマンスを発揮できます。
まとめ
アンクルウェイトを使ってランニングトレーニングを行うことで普段のトレーニングとは違ったトレーニング効果が期待できます。ただ、メリットがある反面デメリットも存在します。注意点をしっかりと守って安全にトレーニングを行いましょう。
走力向上に必要なランニングトレーニングについても解説しているので参考にしてください。
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