マラソンは基本的に雨天決行です。そのため、悪天候時のレースでは雨対策をしっかりと行わないといけません。
そこで今回はマラソンの雨対策について解説します。マラソンで失敗したくない方はぜひ参考にしてください。
・雨でもマラソン大会は開催される?
・雨の中走るとどうなる?
・おすすめの雨対策は?
・雨の中走ることの危険性
・雨天のレースでの対策
20年以上の競技歴で培った知識を基に解説します。
雨の中のレースは危険?
マラソン大会は雨天決行
台風など大規模な災害の恐れがある場合を除いて、マラソン大会は基本的に雨天決行です。
しかし、大会当日の天候はその日にならないとわからないことから、常日頃から雨に対応できるようにアイテムを準備しておく必要があります。以下に解説する雨の注意点を踏まえた上で、雨対策に必要なアイテムを準備しておきましょう。
雨でもマラソン大会は開催されるのか!
雨の中走るとどうなる?
悪天候の中走る危険性
・ウェアやシューズが水を吸って重くなる
・夏場の雨は脱水に気付きにくい
・冬場の雨は体温を奪われる
・視界が悪くアスファルトが滑る
いろんな危険があるんだね!
雨の中のレースはさまざまな危険があります。何も対策を取らずにレースに臨んでしまうと、体調を崩したり怪我をするリスクがあります。
ウェアやシューズが濡れて重くなればタイムに影響を与えます。夏場の雨は脱水のリスクを高め、冬の雨は低体温症のリスクを高めます。コンタクトをしている場合は、雨が目に入りコンタクトが外れてしまうこともあります。このようにいくつものリスクがあるため、できる限りの対策をとっておきましょう。
おすすめの雨対策
雨はさまざまなリスクを高めるため、できる限りの対策が必要です。対策のし過ぎというのはないので、アイテムを揃えるなど、できる範囲で対策を取っておきましょう。一度準備しておけばずっと使えるアイテムもあるため、雨のレースの備えとして常備しておくのがおすすめです。
どんな対策があるのかな?
ランニングキャップを使用する
ランニングキャップを使用することで雨が頭部に当たるのを防ぎ体温の低下を予防します。特に冬場のレースでは、頭部が冷えると頭痛を引き起こしたり、体全体の体温低下につながるため、できる限り濡らさないようにしましょう。
ランニングキャップは、夏場のレースでは直射日光を遮り、冬場のレースでは頭部の保温効果があります。そのため、ランナーにとって必需品と言えるでしょう。
ワセリンを塗る
ワセリンを肌に塗ることで、肌が水を弾きやすくなります。雨水が皮膚に触れるのを防げるため体温の低下も予防できます。雨により体温が奪われると本来のパフォーマンスが発揮できないため、雨の中のレースでは、露出する部分はできる限りワセリンを塗っておきましょう。
また、ワセリンは、マラソンの大敵である股ずれの予防にも効果的です。さまざまな場面で活躍するためバッグに常備しておきましょう。股ずれについても解説しているので参考にしてください。
防水スプレーを使用する
ランニングシューズは水を吸うと、その分重くなります。重いシューズではタイムロスも大きいため、できる限り濡らさない工夫が必要です。防水スプレーはシューズが水に濡れるのを予防してくれるため、雨の中のレースでは、スタート前の使用をおすすめします。
完全に防水することはできませんが、防水スプレーを使うのと使わないのでは水が浸透するスピードが違うため、タイムロスを軽減できます。
レインコートを使用する
冬のレースでは防水と体温保持の両方を目的としてレインコートの使用もおすすめです。レインコートを着ながらのランニングは、ややタイムロスも生じますが、雨による弊害は予防できます。
ただ、夏場のレースでは熱がこもり熱中症の恐れがあるため使用は避けましょう。また、サブ3を狙うようなハイペースで走る場合もおすすめできません。
暑さ寒さ対策も必要
マラソンは気候によってタイムが大きく左右されます。タイムが変わるだけならまたいいものの、最悪の場合ゴールできなかったり、体調に影響を及ぼす可能性もあります。
そのため、雨対策だけでなぬ、暑さ寒さ対策も万全に行いましょう。それぞれの対策についても解説しているので参考にしてください。
マラソンにおける、おすすめの寒さ対策
マラソンにおける、おすすめの暑さ対策
いろんな対策が必要なんだね!
まとめ
マラソン大会は雨でも開催されます。何も対策をせずレースに臨んでしまうと、目標を達成できずに終わってしまうこともあります。せっかくのレースでは満足のいく結果を出すためにも雨対策は万全にしておきましょう。
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