「短距離は苦手だけど、長距離ならなぜか走れる」
「頑張って練習しても、スプリントだけは全然伸びない」
ランニングや陸上を続けていると、こんな違和感を覚えたことはありませんか?
実はその感覚、気のせいではありません。
近年のスポーツ科学では、走る能力の一部は遺伝的な要素に影響されていることが、数多くの研究で示されています。
この記事では、
短距離・長距離の違いは何で決まるのか
「筋肉のタイプ」と遺伝子の関係 遺伝子検査はどこまで信頼できるのか
遺伝子キットを使うメリット・注意点
を、科学的根拠を踏まえてわかりやすく解説します。
・短距離が得意な人の特徴は?
・長距離が得意な人の特徴は?
・得意種目を調べる方法は?
・短距離に向いている人と長距離に向いている人の特徴
・短距離と長距離どちらに適しているのかを調べる方法
20年以上の競技歴で培った知識を基に解説します。

どっちが才能あるのかな?
短距離と長距離は「まったく別の競技」

短距離走と長距離走はどちらも同じ陸上競技ですが、両者は全くの別物です。野球とサッカーくらい違うと言っても過言ではありません。
そのため、短距離走が得意な人もいれば長距離走が得意な人もいます。スポーツでもなんでも基本的に自分の得意を伸ばすことが重要です。つまり、短距離と長距離どちらに向いているのかを知ることがはじめの一歩となります。
ここで大事なことが、短距離と長距離どちらも速い人はいないということです。
100m世界記録保持者のウサインボルトでも5000mや10000mを走らせれば市民ランナーにも劣りますし、フルマラソン世界記録保持者のエリウドキプチョゲであっても100mを走らせれば高校生にも勝てないでしょう。
小中学生レベルであれば周りの競技力もそこまで高くないため、どちらも走れる選手はいますが、年齢を重ね競技力が高まるにつれて短距離か長距離どちらかに特化していく必要があります。

どっちかしか速くなれないのかな?
速筋・遅筋とは?科学的に正しい理解

よく言われる「白い筋肉=速筋」「赤い筋肉=遅筋」という表現は、イメージとしては正しいですが、少しだけ補足が必要です。
速筋(Type II)
瞬発力が高い 短距離・ジャンプ・筋トレ向き 疲れやすい
遅筋(Type I)
持久力が高い 長距離・マラソン向き 疲れにくい
重要なのは、この筋繊維の割合には個人差があり、その一部は遺伝の影響を受けているという点です。

筋肉の質?
短距離が速い人は筋肉が白い
短距離が速い人の筋肉は白いと言われます。これは、速筋と呼ばれる早く強く動かすために必要な筋肉が多いことが原因です。
速筋は早く強く動かせる分、持久力はありません。そのため、筋肉が白い人は短距離に適しているということになります。
分かりやすいのが魚です。魚は白身魚と赤身魚がいます。普段おとなしく、餌を狩るときに瞬発的に動く魚は白身魚です。(タイやヒラメなど)
長距離が速い人は筋肉が赤い
瞬発的に動く白身魚とは対象的に、常に動いている回遊魚の身は赤色をしています。(マグロやカツオなど)赤い筋肉は遅筋と呼ばれ、スピードは出ない反面、持久力に長けています。
つまり、長距離が得意な人の筋肉は赤色をしているのです。魚の種類によって白身魚と赤身魚が分かれるように、人間の筋肉も人によって白色か赤色に分けられています。
そして、白身のマグロや赤身タイが存在しないように、人間の筋肉も赤色から白色や、白色から赤色に変わることはありません。
遺伝子は走力をどこまで決めるのか?

結論から言うと、
遺伝子がすべてを決めるわけではないが、無視できない影響はある
これが現在のスポーツ科学の共通認識です。
たとえば有名なのが、ACTN3(アクチニン3)遺伝子。
短距離・パワー系アスリートに多いタイプ
といった傾向が、複数の研究で報告されています。
ただし誤解してはいけないのは、
この遺伝子がある=必ず短距離向き この遺伝子がない=短距離は無理
という単純な話ではないこと。
遺伝子は「才能の上限や得意な方向性」に影響する要素の一つであり、
実際の結果は「トレーニング・環境・継続」が大きく関わります。

速筋か遅筋かは最初から決まってるんだね!
それでも遺伝子を知る価値がある理由

では、
「どうせ努力が大事なら、遺伝子なんて調べなくていいのでは?」
と思うかもしれません。
ですが、遺伝子を知る最大のメリットは、
無駄な努力を減らせること
です。
短距離向きの傾向が強い人が、ひたすら長距離だけをやる
持久力型なのに、スプリント練習ばかりして伸び悩む
こうした方向性のミスマッチは、実はかなり多く見られます。
遺伝子検査は「答えを決めるもの」ではなく、
練習方針を考えるためのヒントとして非常に有効です。
遺伝子は調べられる

現在市販されているスポーツ向け遺伝子検査キットでは、主に以下のような項目が分かります。
筋肉タイプの傾向(瞬発力型 or 持久力型)
回復力の傾向
ケガのリスク傾向
トレーニングへの反応タイプ
病院に行く必要はなく、
自宅で唾液を採取して送るだけのものがほとんどです。



自分の才能を知りたいな!
遺伝子キットはこんな人におすすめ

・自分に合った競技・距離を知りたい人
・陸上、ランニングを長く続けたい人
・子どものスポーツ選択で悩んでいる保護者
・努力しているのに成果が出ず、方向性に迷っている人
逆に、「これで才能がすべて分かる」と期待しすぎる人には向きません。
まとめ|遺伝子は「才能の地図」
短距離か長距離か。
その答えは、遺伝子だけでも、努力だけでも決まりません。
ただし、
自分の体の傾向を知る 得意な方向を理解する
これだけで、トレーニングの質は大きく変わります。
遺伝子検査キットは、
才能を決めつける道具ではなく、迷わず進むための地図。
もし今、
伸び悩んでいる 競技選択に迷っている
そんな状態なら、一度「自分の体の設計図」を知ってみるのも、十分に価値のある選択です。
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