導入
「厚底シューズと薄底シューズ、どっちが速く走れるの?」
「インターバル走ではどちらを使うべき?」
「厚底を履けば誰でも速くなる?」
近年、厚底ランニングシューズの普及により、シューズ選びに悩むランナーが増えています。厚底シューズは高い反発力とクッション性が特徴ですが、必ずしもすべての人・すべての目的に最適とは限りません。
ランニングシューズはトレーニング目的によって適したタイプが異なり、選び方を間違えるとトレーニング効率が下がることもあります。
なお、インターバル走がきつすぎる・スピードが伸びないと感じている場合、シューズの特性が影響している可能性もあります。
インターバル走がきつすぎる原因とは?多くのランナーが見落とす改善ポイント(T01)
インターバル走でスピードが伸びない理由とは?努力しても結果が出ない原因(T02)
この記事では、厚底シューズと薄底シューズの違い、メリット・デメリット、目的別の選び方を詳しく解説します。
厚底シューズと薄底シューズの基本的な違い

クッション性と接地感の違い
厚底シューズと薄底シューズの最も大きな違いは、ミッドソールの厚さによるクッション性と接地感です。
厚底シューズの特徴
- ミッドソールが厚くクッション性が高い
- 着地衝撃を吸収しやすい
- 地面の感覚が少ない
薄底シューズの特徴
- ソールが薄く接地感が強い
- 地面の感覚を感じやすい
- クッション性は控えめ
厚底は脚への負担を軽減しやすく、薄底は接地感が強く動きをコントロールしやすいという違いがあります。
反発力と推進力の違い
厚底シューズは高反発素材を使用しているモデルが多く、接地時のエネルギーを前方への推進力として活用しやすい設計になっています。
そのため、
- 少ない力でスピードを出しやすい
- スピード維持がしやすい
- 疲労を抑えやすい
といった特徴があります。
一方、薄底シューズは反発力よりも自然な走りを重視しており、自分の筋力で推進力を生み出す必要があります。
スピード練習での推進力の違いはトレーニング効果にも影響するため、目的に応じた選択が重要です。
インターバル走の効果を最大化する方法とは?記録を伸ばす正しい練習のコツ(T06)
走行フォームへの影響
シューズの構造はランニングフォームにも影響を与えます。
厚底シューズ
- 接地衝撃が少なくストライドが伸びやすい
- 推進力により前方へ進みやすい
薄底シューズ
- 接地感が強くフォームを意識しやすい
- 自然な足運びになりやすい
フォーム効率はスピード向上やケガ予防にも関係するため、自分の目的に合った特性を理解することが重要です。
フォームの問題でスピードが伸びない場合は、以下の記事も参考になります。
インターバル走でスピードが伸びない理由とは?努力しても結果が出ない原因(T02)
厚底シューズのメリットとデメリット

高い反発力によるスピード向上効果
厚底シューズ最大のメリットは、反発力によるスピード向上効果です。
接地時のエネルギーを推進力に変換しやすいため、
- スピードを出しやすい
- 少ない力で走れる
- 長時間ペースを維持しやすい
といった特徴があります。
特にインターバル走やレースなど高強度の場面では、反発力の差がパフォーマンスに大きく影響します。
ただし、シューズの性能だけに頼るのではなく、適切なトレーニングと組み合わせることが重要です。
脚への負担軽減と疲労対策
厚底シューズはクッション性が高く、着地時の衝撃を吸収しやすいため脚への負担を軽減できます。
これにより、
- 筋疲労の蓄積を抑えられる
- 長時間のトレーニングでも疲れにくい
- 回復しやすくなる
といったメリットがあります。
インターバル走で足の痛みや疲労が強い場合、クッション性の高いシューズが役立つこともあります。
インターバル走で足が痛くなる原因とは?故障を防ぐ正しい対策(T08)
扱いが難しいケースと注意点
厚底シューズには多くのメリットがありますが、扱いが難しいケースもあります。
例えば次のような点に注意が必要です。
- 走力に合わないとフォームが崩れる
- 接地感が弱く安定性に慣れが必要
- シューズに頼りすぎる可能性
また、すべての練習を厚底シューズで行うとトレーニング刺激が不足する場合もあります。
レース用シューズの扱い方については、以下の記事でも詳しく解説しています。
レース用シューズを練習で使うべき?効果とデメリットを正しく理解する方法(T04)
薄底シューズのメリットとデメリット

接地感の良さとフォーム習得効果
薄底シューズの最大の特徴は、地面の感覚をダイレクトに感じやすいことです。
接地感が強いため、
- 着地位置を意識しやすい
- 足の動きをコントロールしやすい
- 正しいフォームを習得しやすい
といったメリットがあります。
ランニングフォームを改善したい場合や、効率の良い動きを身につけたい場合には有効な選択肢です。
フォーム効率はスピード向上にも直結するため、走りの基礎を見直したい人に適しています。
インターバル走でスピードが伸びない理由とは?努力しても結果が出ない原因(T02)
脚力向上につながる理由
薄底シューズはクッションや反発の補助が少ないため、自分の筋力で推進力を生み出す必要があります。
その結果、
- 足底やふくらはぎの筋肉が鍛えられる
- 接地動作が安定する
- 身体のコントロール能力が向上する
といった効果が期待できます。
基礎的な脚力を強化したい場合や、ランニング能力の土台を作りたい場合には有効です。
ただし、急に使用すると脚への負担が大きくなるため、段階的に取り入れることが重要です。
スピード練習での限界
薄底シューズには多くのメリットがありますが、スピード練習では限界もあります。
例えば、
- 反発力が少なく推進力を得にくい
- 高速域で疲労が蓄積しやすい
- インターバル走の負担が大きくなる
といった点です。
スピード能力を高めることが目的の場合、必ずしも最適とは限りません。特にインターバル走では反発力や軽量性を重視したシューズの方が効率的な場合も多くあります。
インターバル走に適したシューズについては以下で詳しく解説しています。
2026年最新版インターバルにおすすめのランニングシューズ
目的別に最適なシューズを選ぶ考え方

ジョグ・距離走・スピード練習の違い
ランニングのトレーニングは目的によって求められるシューズ性能が異なります。
ジョグ・回復走
- 疲労管理が目的
- クッション性重視のシューズが適している
距離走・持久力トレーニング
- 長時間の安定した走行が目的
- クッション性と安定性のバランスが重要
スピード練習(インターバル走など)
- スピード刺激が目的
- 軽量性・反発力重視のシューズが適している
目的に応じてシューズを選ぶことで、トレーニング効果を最大化できます。
シューズの使い分けについては以下の記事でも詳しく解説しています。
ランニングシューズは使い分けるべき?ジョグ用とスピード用の違い(T03)
インターバル走に適したシューズ条件
インターバル走では、短時間で高いスピードを繰り返すため、特にシューズ性能の影響が大きくなります。
適したシューズの条件は次の通りです。
- 軽量で足運びがしやすい
- 高い反発力で推進力を得やすい
- 高速域でもフォームが安定する
- 適度なクッション性がある
こうした性能を持つシューズを使用することで、余計な力を使わず効率よくスピード練習ができます。
インターバル走がきつすぎる場合は、シューズ選択を見直すことで改善することもあります。
インターバル走がきつすぎる原因とは?多くのランナーが見落とす改善ポイント(T01)
スピード練習向けシューズの具体例
現在は各メーカーからスピード練習向けのシューズが多数販売されています。
- 軽量でスピード重視のモデル
- 反発力を強化したモデル
- プレート入りで推進力を高めたモデル
自分の走力やトレーニング目的に合わせて選ぶことで、スピード向上を効率よく実現できます。
インターバル走に適したシューズの具体的な特徴やおすすめモデルについては、以下の記事で詳しくまとめています。
2026年最新版インターバルにおすすめのランニングシューズ
効果的にシューズを使い分ける実践方法

トレーニング段階ごとの使い分け
ランニング能力を効率よく伸ばすためには、トレーニング内容に応じてシューズを使い分けることが重要です。
基本的な使い分けの考え方は次の通りです。
ジョグ・回復走
- クッション性重視のシューズ
- 疲労を抑えて距離を踏む目的
基礎強化・フォーム改善
- 接地感の強いシューズ(薄底など)
- 動きの改善や脚力向上を目的
スピード練習(インターバル走など)
- 軽量性・反発力重視のシューズ
- スピード刺激を効率よく入れる目的
レース
- 最大パフォーマンス重視のシューズ
このように役割を分けることで、それぞれのトレーニング効果を最大化できます。
シューズの使い分けについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
ランニングシューズは使い分けるべき?ジョグ用とスピード用の違い(T03)
パフォーマンスを最大化する装備戦略
ランニングのパフォーマンスは「身体能力」だけでなく「環境」によっても左右されます。
ここでいう環境には、シューズなどの装備も含まれます。
適切な装備戦略を取り入れることで、
- 無駄なエネルギー消費を減らせる
- フォームが安定する
- 疲労の蓄積を抑えられる
- トレーニングを継続しやすくなる
といったメリットがあります。
スピードが伸びない、インターバル走がきついと感じる場合は、トレーニング方法だけでなく装備の見直しも重要です。
インターバル走でスピードが伸びない理由とは?努力しても結果が出ない原因(T02)
インターバル走がきつすぎる原因とは?多くのランナーが見落とす改善ポイント(T01)
おすすめのインターバル向けシューズまとめ
インターバル走のような高強度トレーニングでは、次のような性能を持つシューズが適しています。
- 軽量で足運びがしやすい
- 高い反発力で推進力を得やすい
- 高速域でも安定して走れる構造
- スピード走行に適した設計(プレートなど)
こうした特徴を持つシューズを使用することで、余計な力を使わず効率よくスピード練習を行うことができます。
インターバル走に適したシューズの具体的な特徴やおすすめモデルについては、以下の記事で詳しくまとめています。
2026年最新版インターバルにおすすめのランニングシューズ
まとめ|厚底と薄底は目的に応じて選ぶことが重要
厚底シューズと薄底シューズには、それぞれ異なる特徴と役割があります。
厚底シューズ
- 反発力が高くスピードを出しやすい
- クッション性が高く負担を軽減できる
薄底シューズ
- 接地感が強くフォームを意識しやすい
- 脚力や基礎能力を高めやすい
どちらが優れているというわけではなく、トレーニング目的に応じて選ぶことが最も重要です。
特にインターバル走などのスピード練習では、軽量性や反発力を備えたシューズを使用することでトレーニング効果を大きく高めることができます。
インターバル走に最適なシューズの選び方やおすすめモデルについては、以下の記事で詳しく解説しています。



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