NISAは資産を築くために非常に有効な手段の一つです。投資における非課税枠は資産運用のスピードを高めてくれます。しかし、貯めた資産はどのように使えばいいのでしょうか?
そこで今回は貯めた資産を使うタイミングと切り崩し方について解説します。資産の使い方に疑問がある方はぜひ参考にしてください。
・貯めた資産の使いどきはいつ?
・どのタイミングで解約すればいいの?
・解約の方法がわからない
・資産を解約するタイミング
・一括で解約しては行けない理由
・おすすめの解約方法
生活に役立つお金の知識と、趣味のランニングについて解説しています。
初心者でも理解しやすいよう、専門用語はなるべく使わず、簡単に解説します。
どのタイミングで切り崩せばいいの?
NISAは解約して初めて意味がある
「投資は増やすよりも使う方が難しい」と言われることがあります。たしかに、インデックスファンドなどを積み立てれば再現性高く資産を築けるでしょう。しかし、築いた資産を使うのは非常に勇気がいる作業です。
100万円貯めたとしても次は200万円、500万円貯めたとしても次は1,000万円と、もう少しという欲求が出てきて、なかなか使うことができなくなります。
死ぬときに1番金持ちであったとしてもそれは意味がありません。お金は使って初めて意味をなすものであるため、必要以上に溜め込むことに意味があるとは言えません。
貯めたお金を使うのは勇気がいる!
NISAを解約するタイミング
貯めた資産を使うことは大切ですが、何も考えなしにとにかく使えばいいというわけではありません。タイミングに合わせて資産を切り崩しながらうまく使う必要があります。
資産を築くために知識が必要であるのと同様に、資産をうまく使うためにも知識が必要なのです。
資金が必要になったとき
NISAを解約するタイミングとして最も大切なときは、資金が必要になったときです。入院手術代や家や車の頭金など、手元資金で足りない分を補うために解約することは必要な手段です。
ただ、本当に必要な資金か、そうでないかはしっかりと判断しなくてはなりません。NISAの資金を当てにするのではなく、あくまで必要なことに対して補填するという考え方を持ちましょう。
必要なときは使うしかない!
目標金額に到達したとき
資産は闇雲に貯めればいいというものではありません。将来を見据えて目標金額を設定する必要があります。目標のない資産運用は、ゴールのないマラソンと同じで、ゴールを定めないと道に迷ってしまいます。
目標金額に達したならば、今度は使う側に回ることも必要です。前述のとおり、お金は貯めていても価値は発揮しないため、目標を達成したのであれば、使うことにも力を入れましょう。
目標のない資産運用はしんどいだけ!
解約の仕方も重要
NISAなどで築いた資産は必要に応じて切り崩さなくてはなりません。ただ、解約の仕方にもいくつかのパターンがあります。解約の方法によっては資産をより長持ちさせることができるため、解約のテクニックも学んでおきましょう。
一度に全て解約しない
築いた資産が目標に達したからといって、一度に全てを解約してはいけません。必要な資金だけを解約し、必要でない部分はそのまま運用を続けましょう。
資産を金融商品として残しておくことで、その間も運用されるため、資産の減少を予防できます。また、金融商品はインフレにも強いためより安定した生活の安心材料となります。
残してある分は、引き続き運用される!
4%ルールを実践する
資産の切り崩し方の方法として「4%ルール」があります。これは年間で資産の4%だけを切り崩しながら生活したならば、ほとんどの確率で資産は減少しないという考え方です。
資産を金融商品として証券口座に残しておけば、世界経済が発展し続ける限り、価値は上昇し続けます。仮に4%切り崩したとしても、世界経済の成長率が4%を上回るのであれば資産は減少しません。
実際に過去平均成長率は7%程度であるため、非常に再現性の高いルールといえます。
資産の4%以内なら使ってもOK!
2024年からNISAは新しくなる
一般NISAやつみたてNISAで大きな恩恵があるNISAですが、2024年から新NISAとして生まれ変わります。これまでの投資限度額から大幅に拡充されるため、大きな注目が集まっています。
新NISAについても詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
NISAが新しくなるのか!
NISAにおすすめの証券口座
証券会社選びはネット証券が基本です。また、生活スタイルによっておすすめの証券会社は異なります。NISAにおすすめの証券会社についても解説しているので参考にしてください。
SBI証券
おすすめポイント
・業界最安クラスの手数料
・Tポイント、dポイントに対応
・保有額に合わせてポイント付与
投資初心者からプロまで幅広い層から支持されている証券口座です。国内外でもトップレベルのシェアを誇り、使いやすさにも定評があります。
株式や投資信託の売買には手数料がかかりますが、SBI証券は業界最安クラスの手数料水準です。手数料は積み重なることで多大なコストとなるため、できるだけ抑えるのが基本となります。
Tポイントやdポイントに対応しており、貯まったTポイントで商品を購入することもできます。普段TSUTAYAやウェルシアグループなどTポイントが貯まる環境にある方におすすめです。
また、投資信託の保有額に応じてポイントが付与されるのもおすすめポイントのひとつです。投資信託を購入して放置しておくだけで、投資信託の利益とは別にポイントを受け取れます。
楽天証券
おすすめポイント
・楽天経済圏の還元率アップ
・貯めた楽天ポイントで投資ができる
楽天経済圏を中心に多くのユーザーを囲い込んでる楽天グループ。楽天証券を使用して株式等の購入を行うことで、楽天市場でのポイント還元率がアップします。
また、貯まった楽天ポイントで投資信託が購入できるのもポイントです。楽天市場での買い物や、楽天カードの利用に応じて、多くのポイントを獲得できるため、それらを無駄な買い物に使うのではなく、効率よく資産運用に回せます。
自己資金を投資に回すのが怖い初心者の方でも、貯まった楽天ポイントを使って投資ができるため、金銭的な損失のリスクを抑えた投資が可能です。
まとめ
お金を貯めることは大切ですが、使うことはもっと大切です。口座の中に眠らせていても価値は発揮されないため、タイミングをみて使うことも検討しましょう。
せっかく貯めた資産を、貯めるだけで終わらせないようにする必要があります。
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