最近、NISAを始める方が多くいますが、NISAは労働者だけのものではありません。そこで今回は専業主婦のNISAについて解説します。
現在、専業主婦でNISAに興味がある方はぜひ参考にしてください。
・NISAって何?
・専業主婦もNISAを始められる?
・専業主婦がNISAを始める際のデメリットは?
・NISAとは
・専業主婦がNISAを始める際の注意点
・NISAにおすすめの証券口座
生活に役立つお金の知識と、趣味のランニングについて解説しています。
初心者でも理解しやすいよう、専門用語はなるべく使わず、簡単に解説します。
専業主婦もNISAできるの?
NISAとは?
NISAとは投資における非課税枠を指しています。NISA=投資というのは半分正解で半分不正解です。銀行預金に普通預金と当座預金があるように、証券口座に特定口座、一般口座、NISA口座があります。
通常であれば、投資で得た利益には20%の税金がかかりますが、NISA口座で行う取引に税金はかかりません。そのため、効率よく資産運用ができる仕組みなのです。
お得な制度だね!
専業主婦もNISAを始められる
専業主婦もNISAを始められます。NISAは1人1口座開設できる制度であるため、サラリーマンや経営者、専業主婦など職種に区別はありません。
仮に専業主婦として収入がなかったとしても、NISAによる非課税枠を使えるため、夫婦であれば非課税枠が2倍になります。投資の非課税枠は大きなメリットがあるため、制度を活かすためにNISA口座の開設はおすすめです。
NISAは誰でも使えるお得な制度!
扶養から外れることはない
投資で利益を上げてしまうと、扶養から外れる不安があるかもしれませんが、問題ありません。
仮にNISAで大きな利益を得たとしても、NISA口座で得た利益は非課税です。そのため、収入には合算されず、扶養から外れることもありません。
扶養から外れないのは安心だね!
専業主婦がNISAを始める際の注意点
家事に専念しており、まとまった収入がない場合、NISAを始めることによるデメリットも存在します。安定した家計を営むためにも、リスクを認識した上でリスクとリターンのバランスをとりましょう。
デメリットも知っておかないと!
元本割れリスクがある
NISAは投資であるため、元本割れのリスクがあります。投資のリスクとリターンは表裏一体です。利益が出る場合もあれば、損をする場合もあります。
家計の収入が夫(妻)1人だけしかないのであれば、損失が与える影響も大きくなります。リスクを抑えるためにもローリスクな商品を選んで投資しましょう。損をしないために必要な投資信託の選び方についても解説しているので参考にしてください。
贈与税がかかる場合がある
専業主婦の場合は、夫(妻)から投資資金を預かる必要があります。しかし、その金額が110万円を超えてしまうと贈与税の対象になるため注意が必要です。
NISAを使った投資に限らず、資金を得る場合は110万円を超えないようにしましょう。
夫(妻)の口座から直接入金できない
専業主婦の場合、投資資金は夫(妻)から借りる必要があります。しかし、たとえ家族であっても違う名義の証券口座に入金はできません。
そのため、銀行口座間で資金を移動させてから証券口座に入金する必要があります。資金の移動は手間が生じますが、ネットバンクなどを利用して、できるだけ手間なく済ませましょう。
2024年から新NISAスタート
新NISAは現行のNISAに比べて非課税枠が大きくなり、非課税期間に制限がなくなることが大きな特徴です。
また、現行では一般NISAかつみたてNISAどちらかしか選択できなかったものの、新NISAではどちらも並行することが可能となります。
年間投資上限は、つみたて枠が120万円、成長投資枠が240万円であり、生涯投資上限は、つみたて枠が600万円、成長投資枠が1,200万円です。
このことから、月々の投資割合は、つみたて枠と成長投資枠を1:2の割合で行うことが効率的です。ただ、成長投資については購入タイミングも重要になるため、あくまで目安となります。
新NISAの詳しい内容についても解説しているので参考にしてください。
非課税枠が大きくなるのは嬉しい!
おすすめの証券口座
証券会社選びはネット証券が基本です。また、生活スタイルによっておすすめの証券会社は異なります。NISAにおすすめの証券会社についても解説しているので参考にしてください。
どの証券会社がおすすめ?
SBI証券
おすすめポイント
・業界最安クラスの手数料
・Tポイント、dポイントに対応
・保有額に合わせてポイント付与
投資初心者からプロまで幅広い層から支持されている証券口座です。国内外でもトップレベルのシェアを誇り、使いやすさにも定評があります。
株式や投資信託の売買には手数料がかかりますが、SBI証券は業界最安クラスの手数料水準です。手数料は積み重なることで多大なコストとなるため、できるだけ抑えるのが基本となります。
Tポイントやdポイントに対応しており、貯まったTポイントで商品を購入することもできます。普段TSUTAYAやウェルシアグループなどTポイントが貯まる環境にある方におすすめです。
また、投資信託の保有額に応じてポイントが付与されるのもおすすめポイントのひとつです。投資信託を購入して放置しておくだけで、投資信託の利益とは別にポイントを受け取れます。
楽天証券
おすすめポイント
・楽天経済圏の還元率アップ
・貯めた楽天ポイントで投資ができる
楽天経済圏を中心に多くのユーザーを囲い込んでる楽天グループ。楽天証券を使用して株式等の購入を行うことで、楽天市場でのポイント還元率がアップします。
また、貯まった楽天ポイントで投資信託が購入できるのもポイントです。楽天市場での買い物や、楽天カードの利用に応じて、多くのポイントを獲得できるため、それらを無駄な買い物に使うのではなく、効率よく資産運用に回せます。
自己資金を投資に回すのが怖い初心者の方でも、貯まった楽天ポイントを使って投資ができるため、金銭的な損失のリスクを抑えた投資が可能です。
まとめ
専業主婦であってもNISAを使った投資は可能です。非課税枠が夫婦合わせて2倍になるため大きなメリットがあります。ただ、投資は元本割れリスクもあるため、リスクとリターンのバランスを大切に投資しましょう。
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